月別アーカイブ: 2020年3月

日々雑思 興味は尽きない

コロナの感染拡大で世界中がヒステリックになってきた。国は国境を閉鎖し経済活動を止めた。人々はさまざまな情報に惑わされ、闇雲となった。ウイルスは病気ではなく人々の心に感染したのだ。このウイルスは人の心に恐怖を感染させるのだ。人の心は弱く壊れやすい。

ゾンビやアウトブレイクの映画の中にいる様な気持ち。不意を突かれて喰われる者。追われ取り囲まれ絶望に打ちひしがれる者。集団の中で逃げ惑いなすすべなく噛まれる者。密かに広がる感染。感染者を診ていてしくじる者。僕はどのタイプだろうかと考える。ボランティア団体は国境が閉鎖され帰国を待っていた。メキシコとの国境が通過できることを確認し明朝向かう事になったと連絡が来た。それが一番いいと返信すると。くれぐれも気をつけてとのメッセージが帰ってきた。大丈夫とだけ送り返した。映画では大抵の場合、残った者に待ち受けるのは悲しい結末のみだったなぁとボンヤリと考える。2階のテラスから見える景色は変わらず、少しヒンヤリとした風が気持ちいい。庭では犬が日向に寝転び、鳥はあちこちで囀っている。ふと犬と目が合い、釣りでも行くか?と声をかけると前足をぐいと踏ん張って伸びをすると尻尾を振って準備はいいよと言っているようだ。竿をとり階下へと向かう。少なくとも僕はまだ感染していないようだ。さめたコーヒーをペットボトルに詰めて湖へ向かう。

目まぐるしく変わる状況に戸惑う。感染者が増加してより厳しい規制がかかることに翻弄される人々。こんなにも人間の心は弱いのかと驚く。SNS上のコメントを読んでいるとその人の置かれた立場が伝わる。その人の隠されていた、いや以前からそうだと思っていた人柄があらわれる。化けの皮が剥がれるとはよく言ったものだ。そんな中でも、食糧を手に入れられる場所を教えてくれる友人。立ち往生した客を救出するのに翻弄するドライバーには頭が下がる。末娘が大好きな鶏肉か食べられなくなったと嘆くコンセプシオンの家に鳥の唐揚げを届けてあげた。姉だけが留守番していて末娘はおばあちゃんのところに遊びに行ったという。こうした家族は出来る限り助けてやりたいものだ。

閉鎖する村や町が増えている。外から車はことごとく追い返され、自分達を守ることに必死になっている。ところがその脇を徒歩ですり抜ける通行人達、これではなんの意味もないではないかと、吹き出してしまう。それを得意げに自慢するバカな元友人がちょっかいを出すのでブロックしてやった馬鹿め。政府の達示が細部まで伝わらない。末端の職員の知識不足からくるトンチンカンな処置は滑稽でもあり、よく頑張っているねと言ってやりたくもなる。

村の入り口で車のタイヤに消毒剤を吹きかける。思わず笑いそうになるが必死でこらえた。ウイルスに対する恐れはこうまで人の思考力を失わせてしまうのか、それとも元々知らないことからくることなのか興味がメラメラと湧くがグッと堪える。

前日までマスクをしていた店員はもう付けていなかった。そうなのだ肝心なところまで堪えられないからかわいいのだ。物資も限られ、辛抱もない人々に対する周知は大抵の場合失敗に終わる。肝心のウイルスが来た時には疲弊してしまいいいように蹂躙されてしまうのだろう。防ぐことか難しいのはここに原因があるのではないか。今のところ僕は手洗いのみ。これは感染防止のためではない。自らに習慣化させ、いざという時に日常の中で無意識のうちに顔を触らず、接触を防ぎ、家にウイルスを持ち込まないための練習だから。人間は失敗する生き物なのだ。自分を信用しないことは難しい。これまで嫌だった自分の一面ではあるけれど今回はそれがとても役立っている。皮肉なものだ。

日々雑思 思いつくままに

久しぶりの更新です。ネタはあったのです。でも書きづらいものばかり。赤裸々なブログと言われる事もありますがそれなりに選んではいるのです。今日は思いつくままに。

グアテマラに流行病がやってきた

世界を騒がせるコロナがこの国にもやってきて大騒ぎとなる。小さな差別から始まり、アメリカ人の友人は帰ってしまった。それをSNSで抗議すると様々な意見が出て辟易としてしまう。早くこの国に来てみんな死んでしまえと思うから。果たして流行病はやって来ても小さな村はのんびりしていたがある日を境に変わった。途端消毒アルコールは売り切れ、食料と便所紙が売れた。ひと月ほど前から少しずつ買ってきた備蓄があるので心配なし。友人と女中にわけてやる。なぜそうした事が出来るのかと聞かれるが平等だろうと答えることくらいしか出来ない。当たり前のことなのだ。

強がっていた者、未だに強がっている者は死人の山を見ても強がっていられるであろうか。

とは言え、ニュースを見てきた所為か皆大人しく政府に従って行儀がよい。それはいいことだ。ラジオもしきりに啓蒙活動をおこなっていて人心を掌握しているように思う。とかく信用されない世界の中でこの国の方がまともであることに驚く。国難を乗り越えるという気持ちはこうした国の方がいいのではないかと考えてしまった。専門家はしっかりとした立場の者が会見を開き、わかりやすく説明をしている。ワイドショーに出ている暇など彼らにはないので、しっかりと働いている事がわかるから皆が言うことを聞いている。

感染者と同じ飛行機に乗っていた旅行者が何処かへ行ってしまったと大騒ぎが始まる辺りはこの国らしくていい。ここへ来ているあそこへ行ったとのすったもんだとデマが始まる。こうした流言飛語も手が込んでいないのでわかりやすい。事態は深刻ではあるけれど、この国の医療水準から考えれば笑って過ごすしかないのだから仕方がない。とりあえず、出来ることをやるだけ。

釣りとデカオッパイ

洗濯が終わり入浴代わり湖で身体を洗うオッパイを出したおばさんの前に陣取る。岬の先っちょはとてもいい釣り場であるし、とてもいい洗濯場でもあるから。互いに慣れたものでちょっとごめんよと石の上を飛んでいく。デッカイ魚が釣れた。後ろから驚嘆の声がする。後から洗濯に来ていた少し若い女と一緒にオッパイ丸出しでこちらを見ている。こちらもどうだとばかりに魚を持ち上げる。2人とも大喜び。ぼくも大喜び。その魚を売ってくれと少し若いオッパイを出した女が言う。次釣れたらなと答え、すぐに釣り始めるとまたすぐに釣れた。再び驚嘆の声がする。今度はパンツ一丁になった女も加わっている。先ほどのすこし若いオッパイを出した女に魚を渡す。彼女はオッパイを出したままいくらだと言うのでお前にやるタダだと言うと、とても嬉しそうな顔でありがとうと言った。次は私の番だとパンツ一丁の女が言うので釣れたらなと答え、釣りに戻る。すぐに釣れたが小さい。それでも女は喜びパンツ一丁で嬉々としている。あげるとパンツ一丁で大喜びしていた。1番大きいのは食べるために持ち帰ろうとすると犬のタチと一緒にいる新しい女中に気がついた。そばにいくと様子を見ていたようで、魚を見せる。女中は服を着ていたが、物欲しそうに見つめるので、やるよと言って魚を渡す。隣にいた女中の姉も私も〜と言い出す。毎日のように釣りに行くが毎日のように魚は持ち帰れない。それにしてもこの村の女のオッパイはデカイ。

コロナと呼ばれた紳士

毎晩、夕食を食べに来てくれるアメリカ人の紳士。日本語、中国語、英語を操り、スペイン語を勉強している。熱心に取り組んでいて、その姿勢に学ぶことがたくさんあった。話も面白く教えていただくことはすぐに役に立つようなことばかり。彼の話を聞くことは、客のない宿で僕の密かな楽しみであった。朝、彼からの電話がある。聞くと昨夜コロナと若者に言われ脅されたと言う。怖くなり国へ帰ると言われた。それを聞きやはりここでもかと感じると共に怒りがわく。なぜ、このような年寄りに言うのか、彼が反撃できないことを承知しながらやったことは確かだった。どこまでバカな奴らなのだ。観光で成り立つこの村で自らの首を絞める行為を平気でやるヤツがたしかにいる。客がいなくなれば1番困るのは自分である事も理解出来ない馬鹿者だ。それを冗談だと茶化し、楽しんでいればよいと言い出す馬鹿者にも辟易とさせられる。こんな村滅んでしまえ。

新しい女中

歳を聞いて驚く。まだ二十歳前、子持ち。セシーの紹介ではあるけれど悩んでしまう。それでもセシーの手前もあるので使ってみるとなかなかよい。比べるべくもないが教えればなんとかなりそうだ。使う言葉もセシーとは違うのでスペイン語の勉強にもなる。何を言っても素直に聞くのですぐに逆らうセシーと比べると物足りなさを感じてしまうのは贅沢というものだ。仕事の後の食事も食べ物すべてに驚き目を丸くしている。なによりいいのは遅刻しないこと。これには少し驚かされた。やはりセシーは曲者であったかと合点がいった。彼女は彼女で新しい職場にも慣れ楽しくやっていてなにより。生意気にメールをしてくるのでそれなりに気にしてくれているのであろう。新しい女中はセシーの儀姉。毎日セシーは彼女に今日は何を食べたと聞いているそうだ。なにはともあれ新しい犬と女中で新体制となった宿。早速コロナの洗礼を受け厳しいこととなってはいるけれどそれもまたいいものかもしれない。

タチの成長

生後4カ月となる犬のTa chi’。日に日にワンパクぶりを発揮して毎日のように怒られている。それでもよく聞き分けとても賢い。噛み癖が治らず困ってはいるけれどよく懐いている。先日はトゥクトゥクに轢かれあわやというところであったけれど、学習効果はてきめんで感心させられた。あっという間に手に余る大きさとなり持て余す。スクスクと成長してくれる事が嬉しい。ハスキーだと貰ったが父親はどうやらどこの馬とも知れないヤツだったようで後の祭り。それでも村では早くも名前を呼ばれるようになり知名度も上がってきたようだ。ベッドの上で寝ていたのに暑くて仕方ないようで、下のマットの上で寝るようになり、互いに熟睡出来るようになった。朝は決まって起き、こちらを起こすので目覚ましもいらない。たまにカフェと呼んでしまう事があって苦笑する。

騒ぎ出す滞在者と悪童

ニセスタンプを生業とする旅行代理店が突如閉まる。気がついた者たちは慌ててどこに行ったかをSNSで問いかける。国境が閉まりどうすることも出来ない。オーバーステイとなるものが続出し賑わっている。

ボートが運行停止となり悪徳ボート屋は文句を早朝から拡声器でがなりたてている。バチが当たったのだ。奴らなど野垂れて仕舞えばよろし。3週間稼げなければ大半の者は根を上げるに違いない。

大統領の発表は厳しく断固としているので、早々に貧乏人は根を上げるだろう。使用人は首を切られ始めている。飢え死にするしかないと困惑している。自己中で蓄えない者たちが次に取る行動は目に見えていて、治安の悪化は避けられないだろう。おそらくこの国の支配者は病気と餓死を天秤にかけたのだ。死ぬのは決まった人々だから病気で自分達か巻き添えを食らうより、飢え死にさせてしまった方が安全だと考えたのだ。切ないねぇ。