日別アーカイブ: 2019/07/20

日々雑思 穏やかな日々が続きます

女中のセシーの遅刻癖はあいも変わらず。はじめの頃は頭にきたが最近はこちらが慣れてしまった。毎日のように言い訳を聞くのが楽しい。「犬のウンコを踏んだ、ヒデキここでこすっていいか」と庭に行く。土の上でサンダルを擦っている。落ち葉でストラップを擦る。「大きかったのか、洗ってやるからよこせ」「大丈夫だ、臭い」と泣きそうな顔をしている。やはりグアテマラ人でも犬のウンコを踏むのは嫌らしい。「私の足は臭いか」「お前の足はいつも臭い」「ホントか?、昨日友達が、サンダルを買うのに付き合った。可愛いのがあって、試しに履いたら私の足がすごく臭かった。なんでかわからないけど、時々臭い」そうしたことを平気で言えるようになったかとふと考えてしまった。

遅刻は悪だ。休むより悪い。会社には始業時間の前に必ず来い。余裕を持って通勤しろ。よく言われる。ところが残業は悪だ。時間ちょうどに帰れ。余裕を持って退社しろとは言われない。最後までやったら帰れと言われてしまう。言葉を真に受けて帰ろうものなら、ホントに帰ったと呆れられる。時間を守るのはいいことだけれど、それは始業終業両方に言えるはずで、なんとも不思議。時間で働くのか、内容で働くのかにもよるけれど。セシーは時間には来ないが、仕事はキッチリとやってくれるし、時間が過ぎても帰らずにキチンと終わらせているので言うことをやめた。中には仕事が終わろうが終わるまいが時間でさっさと帰ってしまう輩もいるのに彼女は珍しい。自分の気持ちにも余裕が出来、彼女が来るのを待ちながら、最初の一言が何かを想像するのが日課となった。

先日、撒いた種が発芽する。なぜかわからないが、何回撒いてもダメな種もある。今回セシーに撒かせた種はことごとく発芽しないので「きっと私の手がなにか悪いのだ」「毒だな」と言うとふくれている。「もう少し待ってみよう、なにがいけないのだろう」「もう一度撒くか?きっと鳥が食べたのだ」そう考えられる思考回路が羨ましい。シンプルでくよくよしない。そう、発芽したタネがあるだけ前進したと考えることが肝心、ここは何一つ思い通りにはいかないのだから。困った時は前を見るしかない。

悪人が来つつあると言う。エルサルバドルから。なんでも新しい大統領が、2つの悪い組織を仲直りをさせて1つにまとまれと仲直りをさせた。ところがホントに悪い奴はそうしたことが嫌いなので、グアテマラにやって来て悪いことを続けたい。この近辺に来るらしい、悪事を働いたなどの噂が立ち始める。すると村役場がエルサルバドルから来る悪い奴らに家を貸してはいけない。そうした輩はここには来れないと宣言を出した。それがニュースになりテレビで流れた。久しぶりに中米らしい出来事だなぁと感じた。

村の知名度を上げたいのでエコロジーやリサイクルといった言葉をぶち上げて、ビニールやストローを禁止した。それはいいと思うのだけれど、食器を洗うスポンジの代わりにバナナの葉を使うと綺麗になると言い出した。スポンジもプラスチックではあるけれど、この時代にバナナの葉とは驚いた。庭にバナナを植えなければ毎日は使えない。どうしてやりすぎてしまうのだろう。思い込んで夢中でいる間はいいだろうけど、熱が冷めた後、何やってんだとならないことを祈る。バナナの葉で洗うなどまっぴらごめんだ。