とっても頼りになる2人のアドバイザーの紹介

僕の旅の全体をコーディネイトしてくれたのが新宿エルブレスの青木さん。以前「地図を折る」の記事でも紹介しましたが、衣食住のうち食と住をメインに助けてもらっています。彼女のアドバイスは非常に的確です。これまで彼女が勧めてくれた道具で失敗したのは鍋の蓋だけです(笑)。熱心な勉強家で、とてもチャーミングなのに実践から得た道具に関する洞察力には驚かされます。僕は彼女に対して全面的な信頼をおいています。

そしてもう一人。衣をメインに助けてもらっている上山(うえやま)さんを紹介します。僕の旅の前半はオートバイを使用します。荷物の関係からトレッキングにも使えて街中でも着られるジャケットが必要でした。最近の傾向として薄く軽くを追求しているアウトドアのアパレルではバイクの旅に耐えられるものがなかなか見つけることができませんでした。

ひょんなことから東京駅の大丸にある石井スポーツに行き、アウターシェルを物色していると上山さんが沼の底から現れた女神のように「お前のさがしているアウターシェルに必要なことをすべて言ってみるがよい」と心強い一言から始まりました。
僕は 「バイクのジャケットで使える耐久性があること」「5000mを超える場所でのトレッキングで使えること」「前合わせで雨水の侵入を防げること」「ゴアテックスであること」「首回りに布地を貼っていないこと」「バイクのプロテクター、ダウンジャケットを着ても余裕があること」これらの条件をすべて満たす信頼できるものが欲しいんです。一気にまくし立てると彼女は厳かに「貴方がさがしているアウターシェルはこれですね」と言って渡してくれたのがノースフェイス マウンテンガイドプロジャケットでした。石井スポーツとのコラボ製品で品質、作り込みはかなりのものです。

金額にタジタジとなっているのを彼女に見透かされました。彼女は「今日でなくとも良いのです。ご自分の納得のいくものを探してらっしゃい。さぁ、お行きなさい。でもきっとあなたは私の元に戻ってくることになりますよ ウフフフ」と微笑んで消えてしまいました。果たして僕はそれ以上のアウターシェルを見つけることができませんでした。
僕は彼女の元にもどり「貴女を疑うようなことを言ってすみませんでした。どうかこのジャケットを1枚売ってくださいな」と深々と頭を下げました。

上山さんにお話を伺うと「低山のハイキング程度です」と謙遜されていました。でも彼女のスバラシイところは、担当されているジャケット以外のものにも常に興味を持って店の中をウロウロされているところです。
こんな風に書くと「サボっていません」と怒られそうですが、アウトドア用品を買いに行く人は必ずしも単品で機能を発揮できるとは考えていません。クロージングにパーフェクトはないからです。個人による感じ方、好みがあります。トータル的に考えて装備を検討しています。買うものによってあっちこっちにタライ回しにされ、初めから説明しなければならない面倒は、なるたけ避けたいものです。

普段から扱う商品に興味を持って物色をされている彼女の知識は大したものでした。それは商品の性能に関する知識とはチョット違います。僕のイメージを伝えると各コーナーに連れて行き、目当てのものを見つけ出すのです。どんな意地悪やワガママを言ってもちゃんと案内してくれることは、僕にとって何よりありがたいことでした。布地に関する知識もよく勉強されていてわかりやすく説明してくれます。たまにメーカーの説明そのままになっていることもありますが、可愛らしい彼女の笑顔で免除です。

今回の記事はとっても長くなってしまったので2回に分けて配信することにしました。次回は僕の道具に対する考え方と彼女たちのスゴイ秘密をお伝えします。

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