宿からのお知らせとお願い

宿代を値上げしました

kamomosiは社会貢献をしたいと考えています。サンペドロに腰を据えて1年半が過ぎました。物品の販売、宿の経営で得た利益で小さな支援をしてきました。

サンペドロには貧困が現実として存在しています。
グアテマラにはヒエラルキーがあり、マヤの人々は下層へと追いやられています。
教育レベルが十分でなく、就業チャンスが少ないのです。
教養がないことで道徳観が著しく低い人々が存在します。

こうした人々の中にあっても前向きに頑張る若者がいます。でも、おそらく彼らにはそうチャンスはないでしょう。

サンペドロで暮らす僕は、ここの善き社会の一員として貢献したいと考えています。その一環として学生であるセシリアを女中さんとして雇うことにしました。セシリアは勤勉な学生です。裕福ではないので定期的に試験を受け、学費の免除を勝ち取っています。それでも彼女が希望する教職に就くことはおそらく難しいのではないかと僕は考えています。なぜならグアテマラでは教員の資格を買うことができるのです。そしてそれを買えば一生涯、一定の給料をもらうことができるのです。しかしそれは彼女にとってはとても高額です。

 

今は学校に通い、必要なものを買うための給料を支払ってあげています。それは通常の倍の金額です。彼女は喜んでいます。でもそれはここの仕事がそれだけ低賃金だと言うことを物語っているのです。もし半額しか払わなくても彼女は仕事をするでしょう。でもそれでは夢がないのです。想像してください。懸命に働いても携帯電話一つ買えず。靴や化粧品、家電など生活を豊かにしてくれるためのものが何一つ買えない生活を。なんのために働くのかと言う問いに対して僕は人生を豊かにするためと答えるでしょう。それは物質的なものでもありますが精神的な部分がとても重要なのだと言うことを知っています。

 

だから僕は彼女に夢を持つことができる給料を支払ってあげたいのです。教育を受け、夢の持てる収入を得た彼女が将来子供を持った時、彼女の子供に教育を受けさせたいと考えるきっかけとなり、延いては子供の生活向上につながるものだと信じているからです。

 

これまで値上げをしなかった理由は旅人もまたお金を節約し、少しでも長く旅を続けたいと願っていることを知っているからです。宿代は旅のお金に占める割合が大きいのです。このところ僕はお客さんに1日に使う金額を聞いてきました。そしてこの宿の料金に関しての率直な意見を聞かせてもらいました。彼らが1日に必要とするお金には僕が考えていた金額より少しだけ余裕がありました。そこで僕は彼らが持つ余裕から150円ほどいただく代わりにより満足してもらえる宿作りと、社会貢献に使うことにしたのです。

 

150円という金額は決して小さな金額ではありません。セシリアがうちの宿で働く1時間の給料に相当するのです。彼女の仕事はとても好評で丁寧な仕事をするとお客さんからもよく言われます。でも彼女のサービスに対するチップは皆無です。チップ文化のない日本人にとってそれは馴染みがなくちょっと難しいのかもしれません。そこで宿代を値上げすることにしました。セシリアにもう少し長い時間働くことができ、夢を叶える収入を得るチャンスを拡大することができます。

 

宿の清潔感を保つことは大切なサービスの一つと考えている僕にとってもそれはとても助かることなのです。旅人のみなさんもしご理解いただけるのであれば是非、お越しください。kamomosiはこれからも旅人の宿としてあり続けたいと考えています。旅で使う自分のお金がこうしたことに使われているのだと考えていただけたら幸いです。

 

宿主

 

 

 

情報ダダ漏れ

宿の人気が出るのは嬉しいのですが、最近はお客さん同士の情報が密になり宿の空き情報などあらかじめ分かった上で問い合わせでもしているのではないかしらと勘ぐりたくなるのです。
別にそれは構わないのですが、この宿の問題は水。そして今はWi-Fiです。この2つの問題は僕がコントロールする事が出来ないのです。

 

水は配給制のため日本のように蛇口をひねればドバッと出るわけではないのです。タンクを増設し、水を増やしても足りなくなる危機がまったくないわけではないのです。お客さんの様子を見ながら水の配分を考えることは僕の重要な日課。少しお客さんをセーブしようとしても空き情報が流れてしまっては断るわけにもいきません。満室でも普段なら大丈夫な水も長シャワーに朝シャン、洗濯じゃぶじゃぶとなると一度に使う水は少なくてもジワリと効いてくるのです。気持ちはわかるんです。でも・・・

 

現在、以前書いたWi-Fi事件によりこの宿のネット環境は非常に危ういものになっています。そこで僕はネットが回復したことを発表しませんでした。効果は抜群です。予約、問い合わせが全く来なくなりました。やはり旅人にとってネット環境は1番大切な要素なのでしょう。
宿の案内からはWi-Fiの文字を消してしまいました。あれば便利ぐらいの人に使ってもらえれば十分だからです。仕事や重い動画を見られるなど日本と同じ感覚で使えるなどとゆめゆめお考え召されるな。

 

 

「友達が来たいっていてるんですー」これが一番困るんです。宿としてすでに泊まっているお客さんはとても大切なゲストです。少しでも快適に過ごしていただきたいと思い、空き部屋があってもお待ちいただくことがあるのです。水を多く必要とするお客様がいれば宿泊者数を絞らなくてはなりません。速いWi-Fi環境が必要なお客様がくれば他のお客様を断ることもあるのです。でも空きがあることを知っている宿泊者の方が友人に情報を流してしまってはこうした行為はあまり心良く思われないでしょう。それは僕の本意ではありませんが致し方ないこと。

 

ここはグアテマラの片田舎。サードワールドもいいところです。そこで都会の宿と同等のサービスを求められても無理なのです。水は配給制、Wi-Fiは未だにADSLなのです。どうか田舎の不便さを楽しむくらいのつもりでお越しください。日本で言えばランプの宿ぐらいのつもり来ていただければ幸いです。

宿主

 

 

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