薄井幸代について考える

この宿の問題犬、薄井幸代について最近書かなかったのでちょこっと近況を書きます。

犬 薄井 幸代儀 かねてより脱走、脱糞癖の改善処薬石効なく 3月14日推定1歳にて急捨しました。
早速お知らせ申し上げるべき処でございましたがご通知が遅れました事を深くお詫び申し上げます。追悼は近親者にて同日滞りなく相済ませました。
ここに在Kamomosi のご厚誼を深謝し衷心より御礼申し上げます
Adios
平成29年3月
となるはずだった。山に捨てたのに戻ってきて、さらなる悪事を働きまくる薄井幸代。僕がメキシコへ行く直前のヒヨコ殺害を皮切りに

隣家の食事を盗み食い
向家の食事を盗み食い
大爺さんの鶏の餌を盗み食い
この間、宿で出している餌には見向きもしていない

宿の中を徘徊しお客さんの靴を破壊
管理人の靴を破壊
隣家の庭をほじくり返す
脱走後はメルカドで盗みを繰り返す

ついに先日、お前の犬が盗みを働いていると言われてしまいました。こうなっては救いようがありません。言うことを聞かず、人様に迷惑ばかりかけるようになってしまった幸代。

ひと月ばかり目撃情報があるのはメルカドでしたが、ついに先日家の周りをうろつく幸代を目撃です。雨季が始まり、居場所を求めて戻ってきたようです。そして朝、僕に気がつかずにボケっと歩いていた幸代を家の前でとっ捕まえました。実にひと月以上ぶりの捕獲です。やさぐれ、ひどい有様です。すでに繋いでおく鎖もないので、針金で逃げられないようにしっかりとつなぎました。これ以上ヤラカシ犬に振り回されるわけにはいきません。

餌は残飯、口をつけなければ即廃棄。散歩なし、自由なし、雨にも打たれっぱなしの野良犬扱いです。名前も呼びません。短い針金と鎖でつなぎ50cmの行動範囲となった幸代。僕は幸代を殺すことにしました。場所も見つけ、翌日実行の手配となった日に幸代の捕獲を聞きつけたメイさん夫妻が駆けつけました。メールには一目だけでもと書いてあります。宿についた夫妻は荷物も片付けずに幸代の世話を甲斐甲斐しくしています。さらに雨ざらしの幸代に犬小屋まで作り始めました。それは無骨ではあるけれどとても心のこもった小屋です。何日もどこにも出かけずに絵を描き、kamomosiのトレードマークまで入れているのです。彼らは僕が幸代を殺すことについては何も言いません。餌をあげなくても、ギャンギャン言う幸代をしばき倒しても何も言いません。ただ毎日、幸代の面倒をみています。雨が降れば傘で幸代を覆い、朝早く起きて様子をみて、自費で小屋のペンキやパーツを買ってきては手直しをしているのです。そしてついに幸代の去勢手術の日、彼らは幸代に8時間も付き添っていました。あわよくば失敗してくれないかと思っていた僕の思惑は見事に外れ、大切に抱えられて戻ってきた幸代。翌日、メイさんは幸代は変わった気がすると言っています。僕は参ったなぁと思いつつ苦笑いするしかありません。地獄に仏とはよく言ったものです。死亡通知を1日も早く出したい僕とそうはさせじと賢明な努力を続ける小島夫妻。神が去ったこの地に降臨した二人の日本人神に保護される幸代。サンペドロにソドムを復元しようとする僕の企みを知っているかのような二人。今日も僕は暗い井戸の底で悶々としています。

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