Casa de kamomosi キャンプ場オープン

昼間のうちにテントを張る。久しぶりの設営もわけもない。寝袋とマットを放り込んであっという間に家が建った。見るとほぼ外と変わらないのにこの薄布一枚の家で北極圏、氷河、砂漠、海岸を過ごしてきたのかと思うと、なんだか得意な気持ちになった。

メキシコではほぼ安宿生活であったので一年ぶりのテント泊。すっかりベットと布団に慣れきった身体で大丈夫かしらとちょっと心配になる。お客さんから「毛布をください」といつも言われるのは寒いから。ここは標高1500mの高原で今は冬。朝晩の冷え込むときはダウンを着ている。それでも久しぶりのテント泊に心踊る。

夕食の片付けが終わりシャワーを浴びて、外に出るとカフェがちょこんと座っている。一緒にキャンプをしたいと言っている様子なのでカフェのベットを運んでやってテントの前においてあげるとスタスタと歩いて行きさっさと寝てしまった。僕はハンモックに腰掛けてコーヒーを飲み、湖と星空を眺めながらあちらこちらでしてきたキャンプを思い返した。シンと冷えた空気が気持ちよく、火照った体を冷やしてくれる。今夜のキャンプ場はCasa de kamomosi キャンプ場。3階のフリースペースを利用した特設サイトは屋根のある快適なキャンプ場になった。ハンモックは常設。シャワーにトイレ完備。焚き火用の炉もあって言うことなし。
満室でこれ以上お客さんが入れられない時に僕がここでテントで寝れば一宿一飯のお世話ができる。この宿のお客さんはなぜか予約した通りに出発しないで延泊、延泊となる。無下に追い出すわけにも行かないので困っているのだけれど、どうしてもと言われてしまう断る訳にもいかない。今回、風邪を引いて延泊して休まれたお客さんと、1泊だけといって随分といるお客さんがカチ当たってしまった。そこでCasa de kamomosi キャンプ場の開設の運びになった次第。

キャンプは快適そのもの。少しくらいは震えるかと思っていたけれど、それどころか暑くて夜半にはテントから這い出してハンモックに寝袋を入れてそこで寝てしまった。顔に当たる冷気はひんやりしているけれど体はぽかぽかと暖かく、揺れるハンモックに再び眠りの底に引きずり込まれてしまった。翌朝、僕はもう一泊テントで眠ることに決めていた。こんなことを言うのもなんだけれどCasa de kamomosiで一番のスイートルームは間違いなくこのキャンプ場だとわかってしまったから。

Casa de kamomosi キャンプ場は一般開放はなく、予約も不可です。常設でもありません。でもいつかこんな素敵な簡易宿泊所的な宿もやってみてもいいのかもと思っています。

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Casa de kamomosi キャンプ場オープン」への2件のフィードバック

  1. たきかわあきまさ

    ヒデキさんほんとに文章が上手い!!
    こんにちは、タキカワです。覚えて下さっているでしょうか?まあいなくてもしょうがないですが、
    ナガレ→カモモシの入れ替わりのタイミングでお金がない僕にテントを張ることを許してくれましたね。

    今僕は札幌の外国人をターゲットにしたホステルで働いています。
    ヒデキさんの文章を読んでいるとサンペドロの匂いさえ香ってくるような心地がします。湖の匂い、朝夕の村全体のご飯の匂い..

    これからもブログの更新を楽しみにしています。☺️

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    1. HIDEKI 投稿作成者

      タッキー!
      久しぶりです。北海道に帰ったんだね。もちろん覚えてますよ。切ってくれたビワの樹も元気です。物干し場もブザーも健在ですよ。
      宿は予想以上に繁盛してしまい、ちょっと困ってます笑
      今週はちょこちょことした問題点を改善するためにお休み、毎日小仕事に取り掛かっています。書いたものが人に伝わっているのだと思うとうれしくなります。このところ忙しくて書きなぐり的な文章になってしまっているので、もう少しちゃんと書かないといけませんね。ここでの暮らしはものはないけれども豊かではあるんです。これを書いている時も目の前にハチドリがやってきたり、リスが走り抜けたり、それをみたカフェがワンワンと怒っていたり。夕立後に現れる暮れ時の蛍など、穏やかな気持ちにさせてくれるサンペドロ。近所の連中にムカつくこともあるけれど、それはそれ楽しくやっています。いいところばかりを書いていますが実は暗黒面も持ち合わせています。Ura kamomosiというサイトがあってそこには目を覆いたくなるようなダークなことが書かれているんですよ。パスワードを知っている人のみの特別サイトなのですけれどねヒヒヒ
      お互いホテル業ですね頑張っていきましょ

      返信

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