パナハチェル エル ソルに行く

宿のお客さんが落ち着いてきたので昨日、パナハチェルに買い物に行くことができた。もう一つ大切な用事があって、それはここにあるエルソルという日本人宿に挨拶に行くこと。宿を始める前に近隣の日本人宿には挨拶に行って、仁義を通しておかなければと思っていたが、忙しさにかまけてなかなか行けずにいたから。

船着場からトゥクトゥクに乗ってエルソルに向かう。思っていたより遠くにあって静かな住宅街とホテル街の混在するエリアだった。門構えも素晴らしく塀に囲まれていて有刺鉄線がクルクルと塀に沿って巻いている。やはりこうした立派な宿は狙われてしまうのかしらとちょっと思う。呼び鈴を鳴らすとオーナーが出てきて中へ案内してくれた。犬を連れていたのでちょっと変な奴が来たと思ったのかもしれないけれど、構わず「サンペドロでナガレを引き継いだ者です」と言うと「あー、話は聞いています」と言われた。

宿の中はとても綺麗で掃除も行き届いていて、うちとは比べ物にならないほど立派である。全てが日本仕様、ガラスもサッシであってこんなものがグアテマラで買えるのかとたまげる。部屋を見せてもらう。どこもかしこもピカピカでレースのカーテンやベットカバーなどに目が行き、ついついどこで買ったのかと聞きたくなるがぐっとこらえておく。

今年はオリンピックの年なのでお客が少なくて大変であった。そちらはどうかと聞かれたのでおかげさまでなんとかやっていますと答える。客は日本人ばかりなのか、うちは外国人が8割で日本人はめっきり少なくなってしまった。この辺りは静かなので若い人は街中の方がわいわいとしたいのであろうかと山の方を見て言われるので、ここは山が日本みたいで僕は好きですと答えておいた。

ベットバグのこと
以前、旅行者がナンキン虫を持ち込んで駆除に苦労したという。ベットバグはマットのヘチに卵を産むので定期的にチェックをしておかなければいけない。ベッドの枠を鉄製にしたのはたとえベッドバグがついてもマットだけ交換すればいいからだとベッドの縁をペシペシと叩かれて嬉しそうに言われた。

泥棒のこと
治安のことを伺うと、一度泥棒に入られたので有刺鉄線を張ったのだと言われる。屋上から下を見下ろして指をさし、あそこから登ってこうしてこう入ってきた。だからあそこに張ったのだと説明してくれる。外の道をある男がふと、こちらを見上げる。お前は泥棒かいと聞いてみたくなった。

食材のこと
この宿の主人のご両親は弁当屋をやっていて、メニューが張ってある。見るととても美味しそうな日本食メニューなので、食材はどうされているのかと訊ねる。この辺りでは買えない。買うことはできるけれど高いので、グアテマラシティへ行って大量にガチャガチャと買ってくるのだと言われた。シティには韓国食材店があってそこでなんでも買えるだそうだ。どうしても行ってみたくなった。

水のこと
お宅の村では水が大変だと聞くけれどそうなのかと言われた。そうだと答え、ここはどうなのかと聞く。この辺りも時間給水だけれども、うちは井戸を掘ってあるので大丈夫だと言われる。井戸はどのように掘ったのだと聞くと業者がやって来て手で掘ったというとこちらの目の輝きを見抜いたのか、お宅の村では下が岩盤なので難しかろうという。がっかりしてうなだれる。

あまり長居しても悪いのでおいとまする。帰り道、うちの宿は何もかも負けている。でもお客さんは清潔だと言ってくれるし、ご飯もうまいと言ってくれている。だからいいのだ。カフェもいるし、新しい管理人の野口さん(仮称)もいてくれるので僕は嬉しい気持ちになってしまった。

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