初代管理人

あっという間の1ヶ月。忙しくもあり、充実の日々でもあったけれど、良く考えてみると1日中働いて、休みなし。木曜日を除く日は6時半から便器と顔を突き合わせる。木曜日は4時に来る水を待つ。三度の食事を作り、シーツを洗いまくる。カフェの散歩に毎日の買い出し。次々と発生するトラブルに予約管理。

それでも初めての宿経営にしてはなかなかどうしてと思って、ちょっと安堵の気持ちもあるのです。予定していた管理人さん不在の事態でもなんとかやりくりできるのです。ただ問題はこれから。年末年始も定員になれば御の字だとタカをくくっていたところ、まさかの問い合わせ殺到に泡を食ってしまいました。どういうわけか泊まるお客さんが揃いも揃って延泊をするので、何がそんなにいいのかしらと訝しんでいるのです。

そんな時、働いてもいいですかぁと声をかけてきたのは野口さん(仮名)ちびまる子ちゃんの野口さんに似た女性です。一言で言えば良く喋るドジ。側で見ていてこの娘さん大丈夫か?と思うほど。忘れ物、勘違いは当たり前。それでも自信に満ちた言動は周囲を驚かせます。
彼女はカンクンで知り合ったマグロ女のマルチとその目付役のマルマにこの宿のことを聞いて此処へやって来ました。やな予感はしたのです。案の定のキャラに僕は笑うしかありません。

そんな彼女を実質の初代管理人にしたのには理由があるのです。多少の心配はありますが、根は真面目そうなところ。そして彼女のキャラです。僕とは正反対、まったく人の話を聞かず。常にマイペース。それでいながら周囲に嫌な気持ちを抱かせないのです。物怖じしないところも気に入りました。彼女がいるとうるさくてかなわないのに、いなくなると寂しく感じるから不思議です。

そんな人の方がこの宿の管理人としてはいいのではないかと考えたのです。そんな彼女も当初3日で出て行くと言っていた一人。それが気がつけばだらだらと居続け、メデジンの事件で予約をするはずだった宿と連絡が取れずに此処で管理人をやらせてくれと言い出しました。看板娘とは程遠い野口さん。料理はダメ、洗濯物は常に干しっぱなし、運動神経もナシ。そんな彼女がどんな管理人となってくれるのかちょっと楽しみでもあります。

ともあれ彼女は留学先のホームステイを2週間することになりました。僕はその間に管理人用の部屋を作らなければなりません。これまで延ばし延ばしにして来た部屋の片付けと、収納をしっかりやらなくてはいけません。今日、シングルベッドを一つ買いました。これで2階の一部屋を二人部屋にすることができたので、カップル、ご夫婦のお客様に使ってもらうことができるようになりました。そして僕もちょっと時間ができるようになりそうです。1月のビザクリも行ける目処がたち一安心です。圧力釜を買ってこようと企んでいます。

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初代管理人」への3件のフィードバック

  1. マルチ

    あの娘、管理人やるの?笑 面白そうね!ちゃんと出来るかしら…

    言われてみれば、野口さんに似てるわ!!

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    1. HIDEKI 投稿作成者

      マルチ〜コメントありがと
      野口さんでしょ!お前さんと同じで意外と真面目な面もある感じだしね(笑)しょっちゅうムラムラしてるんだと
      マルチとマルマのおかげで年末年始の忙しい時期をなんとか乗り切れそうだよ。ありがとねー
      彼女にはお前さんたちと同じで新品のベットと布団を買ったよ。よく働くように言っておいて。

      返信
  2. ピンバック: 無職、就職する。【期間限定】 – world photrip

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