食事の色は

宿の食事を出す際に気にかけているのは食事の色。男女ではっきり好みが分かれます。男子はどんと皿の真ん中に茶色い食材が乗っていると嬉しそうなのです。唐揚げ、生姜焼き、トンカツなど肉系に衣がついている時の嬉しそうな顔はとっても可愛らしいのです。一方女子が喜ぶのは色とりどりの少し盛り。4品から5品、赤、黄、緑、白、橙。この色があれば大満足。あっちをつまみ、こっちを突くような食べ方は見ていてめんどくさくなるのです。

彩のコンビネーションは食材だけではありません。トマトにちょんと乗せたバジルの葉カケラ。これだけで反応を見せるのを見るにつけ、男女の差を知るのです。何が入っているのかわからないような複雑な味。ネチョネチョした食感が好きな女性。アボガドや野菜をすりおろしたドレッシングなどにいち早く反応を示すのです。男子ならマヨネーズをドバッとかけた感、溺れそうなソースの量、しょっぱさ、濃厚さが味覚の良否を左右しているのです。

この両者が一緒に泊まっているのです。僕の悩みはどうすれば中道を歩けるのか。和食、洋食、中華、変わり種、創作風、懐石様などなど毎日変えながらやっているのです。限られた食材と僕が覚えている数々の料理のバラエティーだけが頼り。泊まっているお客さんにレシピを聞いたりすると、決まって出てくるのは某有名レシピサイトです。僕はレシピ本というものを見たことがないので、それを見せられるとまたか!と思ってしまうのです。

好き嫌いをはっきりいうのは女性が圧倒的。キライと言っておきながら、これなら食べられるとか言われるとまったくワケがわからなくなって今うのです。その点、男子は簡単でいいのです。ラーメンライス、半チャンラーメンと餃子、カツ丼、天ざる。量と炭水化物の組み合わせは鉄板です。

このところ新しいお客さんは女子ばかり。僕も女子力を上げなければいけません。50を過ぎたきもいおっさんが今更女子力とは、宿とは難しくも楽しいものです。

今日は短めで。

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