海外旅行保険って実は結構面白いものだった

IMG_0411

 

 

 

 

これまで海外旅行保険についてはクレジットカード付帯の保険で済ませてきました。1回の旅程が2週間程度であったので十分でした。空港で入る保険や旅行会社が斡旋する保険はおおむね5千円程度。ほぼ使わないのに結構いい金額をとられてしまうと考えていたからです。僕はこれまで1度も使ったことはありませんが東南アジアでは下痢や発熱に苦しんだことが数回あります。幸い大事には至りませんでしたが、やはり海外で具合が悪くなるとかなり不安になるものです。

アメリカ、中国、韓国、インドネシアでは医療費が非常に高額です。アメリカでは盲腸1泊2日で300万、骨折入院5日で230万も医療費がかかると言われています。もし、道で倒れて救急車が来ても保険の証明を持っていないと運んですらもらえないこともあります。

こうしたトラブルに対する保険として海外旅行保険があります。海外旅行保険は7項目に別れています。

傷害死亡後遺症害 旅行中のケガにより死亡した場合旅行中のケガにより後遺症害が生じた場合
治療・救援費用 旅行中の病気・ケガにより医師の治療を受けた場合行方不明捜索費

現地病院から日本への移送費

疾病死亡 旅行中の病気による死亡
賠償責任 他人に怪我を負わせてしまったホテルでバスタブから水をあふれさせてしまい修繕にかかる費用やその間の賠償
携行品損害 携行品が盗難・破損等により損害を生じた場合
航空機寄託手荷物 ロストバゲージによる当面の着替えや歯ブラシなどの購入費
航空機遅延 航空機の遅延などによりホテル泊をした場合の宿泊費、交通費、食事代。

この中で日本に在住する人が本当に必要とする保険は実はそんなに多くはありません。たいがいの人は死亡保険に加入されていますし、航空会社のミスによるロストバゲージや遅延保証は航空会社が負担してくれることがあるからです。ロストバゲージの場合、アメニティーなどは航空会社のカウンターでもらうことが出来ます(航空会社によってですが、スーツケースはホテルまで届けてくれます)。航空機遅延の場合も交渉が必要になることもありますが補償してくれる場合もあります。例えば他社への振替やホテルをとってくれることもあります(航空会社の責任による場合のみです天変地異などによる場合は対象外です)。

損害賠償は、意外と知られていませんが、自宅の火災保険などに追加(たいていの場合1億円の補償)しておけば海外での賠償までカバー出来るのでその方が格安です(年間2000円程)。

残りは治療・救援費と携行品損害になります。実はこの二つが保険料金の高騰を招く大きな原因です。医療費に関しては非常に高額な国があると書きましたが、実は保険会社は金額はあまり気にしません。それよりも回数を気にするのだそうです。チョットした風邪や下痢などで何回も通うと更新が出来なくなったり次回の旅行で保険加入を断られてしまうケースがあるようです。

そして、携行品。悪意をもった旅人による不正使用が保険料の高騰理由の一つです。この携行品と航空機寄託手荷物に関しては保険料の金額は1回の上限ではなく保険契約期間中の限度額となっています。例えば10万円の補償であれば保険期間中に支払われるのは10万円までですので10万円のカメラを2回盗難にあっても支払われる金額は合計10万円ということになります。そして残りの保険期間中の補償はありませんので注意が必要です。

以前は各保険毎に要不要を選ぶことが出来ましたが、保険会社の損害が増えてきたことから現在は契約プランはパックのみとなってしまいました。それでも死亡保証や損害賠償が無いプランもあり価格はかなり安く出来ます。これまで空港で支払っていた人で多めに保険をかけるような人の場合、保険代理店などでかけた方が安い場合があるかも知れません。

もう一つ大切なことがあります。約款などを読むことはほとんどないと思いますが。補償内容の説明はかなり重要です。小さな文字でたくさん書かれているので読む気になれませんが、長期で旅をされる方は一度読まれることを勧めます。

特に重要なのが「保証金を支払えない場合」です。

抜粋(治療・救援費用)

戦争、核燃料物質による場合(テロ行為はのぞかれます)(福島の原発事故では保険適用されないことになります。チェルノブイリなど観光出来ますが、被爆しても保険の適用は除外されます。)
酒気帯び運転、無資格運転
歯科疾病(歯は旅行前に治療しておきましょう)
妊娠・出産・早産または流産に起因する入院
旅行開始前に渡航先で治療を受けることを決定していた場合・美容整形手術

(損害賠償)

被保険者が所有、使用または管理する財物の破損について、その財物について正当な権利を有する者に対して負担する損害賠償責任(つまり人から借りた物はダメです)

(携行品損害)

置き忘れまたは紛失
国家の公権力行使(スーツケースのカギを空港で壊された場合は支払われます)

(緊急費用保険金旅行事故)

危険な運動 ピッケル、アイゼン等の登坂用具を使用する登山。ハンググライダー搭乗、スカイダイビング

上記のような場合保険金が支払われませんので注意が必要です。

逆にこんなの払ってくれるんだと思ったこともありました。

遭難した時の捜索費用や搬送費。現地に駆けつける家族または代理人計3人までの往復運賃、14日分の宿泊施設の室料、現地でかかる交通費、国際電話料金、死体の搬送代金(100万円まで)。遺体はドライアイスにパック詰めにされて棺に納めて運ぶんです。このブログをご覧になった方で僕を代理人に指定したい方がいればメールでご一報ください。喜んでお迎えにあがります。

携行品の定義や時価についても説明があり結構面白い物でした。

保険料ですが年間10万円〜18万円くらいです。面白いことに長期間かけても割安になることはありませんが予定より早く帰国した場合、保険料を返してくれますので旅行期間が決まっていない場合、長くかけておくのも手です。また更新をしたい場合、国内の親族による手続きが出来るそうです。

国民健康保険について

海外に長期で出かける場合でも国民健康保険を継続することが出来ます。ただしここで支払われるのは日本で治療を受けた場合の金額を帰国時に支払うものですのでアメリカなどで治療を受けた場合かなりの赤字になるでしょう。保険料も高額ですし、あまり得策とはいえません。

これに関係して健康保険を脱退してしまうと日本に一時帰国した場合、医療機関で10割負担となってしまいます。でも海外旅行保険には3ヶ月以上の場合「一時帰国中補償特約」が付帯するので非居住者(住民票を抜いてしまった人)の場合、入国手続きをした日の翌日を起算日とした90日間支払いを受けることが出来ますから医療機関に行かれる場合は確認された方がいいでしょう。

その他の注意事項

約款の中には「特定の感染症」という表記があります。これは現在知名度急上昇中のエボラ出血熱をはじめとしてコレラ、ペスト、天然痘、発疹チフス、ラッサ熱、マラリア、黄熱、SARS、高病原性鳥インフルエンザ、赤痢等が記載されていました。出来ればこうした病気にはなりたくはありませんがこれらの場合でも保険金は支払われるようです。チョット安心です。

実はこれ、保険代理人の方とインターネットラジオから知ることが出来ました。保険会社と直接契約する方法もありますが有能な代理人を通じて契約すると、アフターサービスもよく安心出来ると思います。今回、僕は横浜の代理人さんにお願いしました。支払い金額も同額で心配事があればメールで対応してくれるそうです。このかた旅人の間では結構評判の方らしく、それを知らなかった僕は偶然目についたので連絡してました。

保険代理人の方やラジオの情報が欲しい方がいましたらメールにてお訊ねていただければ、僕の知っている情報をお伝え出来ます。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です