スペイン語留学18週目 二日分のよろずごとです

雨が降り続くとWIFIの調子が悪くなります。昨日はダラダラと続く雨にWIFIが使えず更新ができませんでした。今日は2日分をまとめて書きます。

レッスンはいつも通り、発音の練習で苦労しました。日本人の僕にとって発音しにくい単語があるのです。ことごとくダメ出しをされて玉砕です。日本人にとって難しい発音を先生たちは理解していません。理解はあるのですがわかってもらえないのです。ホセがあまりに厳しく言うので日本語の発音は君らにはできないよ。僕らの発音はまったく違うんだ。僕は君らを理解できるけど君らは僕らのことを理解できていないとちょっと言ってやりました。自信満々のホセはじゃぁ比べようじゃないかと言います。僕はあーわかっていないなぁと思いながらそれ以上その話題に触れるのをやめました。
ホセは今、まさに脂が乗った先生です。彼の言う通りにすれば絶対話せるようになると自信を持っています。でも彼にはまだ経験が足りないのです。自分ができるだけにできない人の気持ちを理解してあげる寛容さがありません。それは仕方のないことなのです。でも僕はわかっているのです。将来はホセはとてもいい先生になると思います。でも音や文章を読むときのリズムが悪いのはホセの教えだけでは足りません。それは長文を読むときの音声ファイルがまったくないのです。僕は英語を学んだとき音声ファイルに随分と助けられました。パソコンで再生し、リズムや音を耳で拾ったのです。でもここにはテキストがないので音声ファイルを聞くこともできません。初めてギターを弾くときに楽譜だけでリズムを読むのと同じことはちょっと難しいのです。彼らはYOUTUBEを開いて僕に聞かせますが、それはまったく違う文章です。僕が欲しいのはテキストの音声ファイルなのです。スペイン語も英語同様のリズムがあります。どのように話し方の抑揚がわかりません。特にセンテンスが長くなったときに困るのです。テキストのないレッスンで音を忠実に表すのはかなり難しいのです。

お山の大将化しているホセ
今日僕は、これから売り出すものについての説明を英語とスペイン語両方で書きたくてホセとマリアに翻訳を頼みました。マリアが懸命に書いてくれたスペイン語をホセはあっけなく却下しました。ホセは僕にグーグル翻訳を使っただろうというのです。そしてこんな文章では理解できない。俺が考えてやると言っています。僕はマリアが翻訳したことを言えませんでした。確かに二人を比べればホセに軍配が上がりますが、マリアが書いてくれた文章も僕はわかるのです。男性の先生にありがちな「俺の言う通りにすればいいんだ」という気持ちをホセに見てしまった気がしました。それはちょっと悲しいことです。またホセは僕に俺のレッスンはどうだとしきりに聞きます。褒めてもらいたい気持ちはわかるのですがそれは顧客である僕が決めるべきことなのです。彼のスキルは高いことは承知しています。でも僕はあーわかいなぁと思ってしまうのです。

翌日ホセは彼が考えた文章を持ってきてくれました。それは当初僕が考えていた日本語とはかけはなれた文章でした。僕はkamomosiとは何かを短い分で表したかったのですが、物語のようになっていました。いい文章なのですがインパクトに欠けています。ホセは奥さんがいいねと言ってくれているし、昨日のとは違ってわかりやすいだろと自信満々です。僕は短い文章の中に的確に必要なことを含んだ文章が日本では良いとされています。余計なことを省き、言いたいことに絞りたかったのです。なぜなら人はあまり長い文章を読みたがらないからです。1行か2行の文章に引っかかるものを感じられる文章で十分なのですがう〜ん困ってしまいました。

出張料理人になる

14001716_724868017653979_1517653521_oサンペドロには日本人宿があります。出張料理人として伺うことになりました。レッスンの後、メルカド(市場)に行き食材を揃えます。長く旅をされている旅人は日本の味が恋しくなるのです。そこで僕は純和風の食事を作ることにしました。カブをすりおろして冬瓜、人参、鶏肉を一緒に煮込みます。味付けは鰹節です。人参のサラダ、いんげんの胡麻和え、きゅうりと梅干の和え物。トマトのすまし汁を作りました。
誘ってくれた友人も一緒に手伝ってくれます。盛り付けもお願いして大勢で作ると色々な違いがあって楽しいのです。大勢で食べる食事もいつもと違い華やかです。

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お客様が喜んでいただけたのは僕にとっても嬉しいことです。でもそれ以上にみんながホッとした気持ちになってくれたことが僕にとっては何よりでした。久々に日本語で思う存分話せた僕にとってもいい息抜きになりました。

 

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ホスピタリティがあると言われますが僕はそうは感じていません。おもてなしをするというのは差別をしない手を抜かないということだと思うのです。衣食住は人が生きていく上でとても基本的なことなんです。でも当たり前すぎてその大切さは何かあったときに感じる不自由からした感じ取ることができません。ボロボロの服から新しい服に取り替えたとき、毎日冷めた食事や簡単なものしか食べられない状況下で温かなご飯を食べたとき、雨をしのげる屋根と温かなベットに寝たときにファ〜と感じるあの感覚は日常ではあまり感じることができません。でもそんな当たり前が実はとても大切なことなのだと思うのです。何も不満や不安を感じることのない状態を作ってあげることは簡単なことです。それは親がしてくれたことをそのまますればいいのです。自分が子供のしてあげることをそのまますればいいのです。僕の作る料理はレストランで食べるものとはまったく違います。僕はすべての人が日本で食べている日常の味を作っているだけです。海外に暮らす旅人はきっと僕の料理に日本を感じているのです。それがあまりに普通の味だから、当たり前の味だからです。初めて食べる味は僕の料理にはありません。誰もが食べたことがある味を僕は心がけています。今回、お客様たちがそうしたことを感じてくれたのならそれは僕にとって喜びです。僕は今、サンペドロにいます。食べたい方がいらっしゃればいつでもお立ち寄りください。

今日の一言

珍しく1日雨が降っています。まるで日本のような雨です。雨の日はあまり好きではありませんがたまにはこうした1日もいいなぁと感じました。ひんやりとした空気は標高の高さを思い出させてくれました。ホテルの窓から見る色をなくした家々はここがグアテマラだということを教えてくれているようです。でも、もやのたった村の風景はどこか日本の田舎町を思い出させてくれるのです。ここが日本の地方にある寂れた温泉街だと言われても僕は納得してしまいそうです。あー温泉に入りたい!

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