スペイン語留学17週目 あと2週間です

マリアがジカ熱になってしまいました。顔中湿疹だらけです。彼女の住んでいるあたりが今、ちょっとした流行の地になっています。昨日は体が痛いと言っていたので悪い足が痛むのだと思っていましたがなるほどと思いました。目も充血して真っ赤です。湿疹が痒いとしきりにかきまくっています。胸の湿疹が相当痒いらしく彼女は僕に「おっぱいを掻きたい?」と言って大笑いしています。まったく困ったものです。彼女が罹ってしまったのは残念ですが、もう少し公衆衛生に対する配慮があってもいいものだけどとちょっと考えさせられました。

日本であれば感染した場合、おそらく隔離されてしまうか、自宅から出ることを保健所から止められてしまうでしょう。蚊を媒体とするため、周辺の消毒、近隣住民の健康チェックなどが行われちょっとした監視下に置かれてしまうと思うのです。職場からも出勤禁止を言い渡され医者のお墨付きをもらうまではどこにも出かけることができないでしょう。
ところがこちらの人たちは平気で外に出るし仕事もするのです。格好もいつもと変わらず、蚊がいる場所でもなんの防御策もとっていません。これではどんどんウイルスを持った蚊を増やしているようなものです。雨季、湖畔、水たまり、井戸など蚊が繁殖する環境はこれ以上ないほどの好条件です。おそらく一定期間でほとんどの人が感染してしまうことが懸念されます。それは地元の人ばかりではありません。観光客にしてもまったく感染のことなど意に介していないのです。タンクトップにショートパンツ、サンダル姿は外国人の専売特許。彼らは蚊に刺されるという心配などまったくしていません。おそらく先進国から来ているであろう彼らでさえこうなのですから。一概にここのひとを責められたものでもないのです。

先日、ホンジュラスで小頭症の新生児が高い確率で出生され政府が異常事態であると言っていました。彼らはそこに至るまで気がつかなかったのでしょうか。いえ。そうではないのです。富裕層に被害が出るまではこのあたりの国々では問題にしないのです。なぜか。お金がかかるからです。このあたりのひとは病気になって医者に行っても薬を買うお金がないのです。そうした人々がどんなに困っていても政府は彼らに手をさしのべないとホセは言っています。なぜなら大半のひとがマヤだからと言っていました。多少なりとも人種差別が存在するのは知っています。スペイン人の子孫、マヤを始めとする現地人との合いの子、そしてオリジナルのマヤ人。彼らの間にはヒエラルキーが存在します。政治家のほとんどが白人系で占められるためこのようなことを思ってしまうのでしょう。ここにも内戦の傷跡が残っています。
こうした公衆衛生に関する意識の低さがこうした国々での問題を大きくしている一因なのだと見て取れます。教育の重要性は認識しているのにできないというばかりでアクションを起こす前から諦めてしまう弱さと、超がつくほどの個人主義のグアテマラ人。優しさは持っているのに思考の方向性の違いにこの先が思いやられます。

コンポストに興味津々

レッスンの中でゴミ処理に関する質問をしました。ここにはゴミ処理施設がなくおそらく山に捨ててしまっていると思います。一応分別はしていますが、その後の処理については推して知るべしです。僕は生ゴミの処理について話をしました。コンポストを利用した生ゴミ処理で堆肥を作りコーヒーや農園での活用すれば土地も肥え、環境にも良いと話すとホセは食いついてきました。システムを絵に描いて説明するとここでもできると言っています。僕はこうした場所でこそ利用されるべきシステムだと力説しますが、すぐにみんながやりたがるかわからないと諦め気味のことを言うのです。なぜ最初から町全体で取り組むことに思考が入ってしまうのだろうとは思いましたが、畑や家庭菜園をしている家に紹介するだけでいいのにと思うのです。得になることはすぐに真似をする彼らの性格を見ればほっておいても広がっていくであろうにと思うののです。蓋つきのバケツがあればすぐに始められ、安価でありながら半年後に得られる効果は小さくはありません。こうしたことこそ途上国に必要なシステムだと思うのです。機会があれば学校に近くにある畑や学校で出るゴミを処理できるコンポストを作ってみようと思っています。
ちょっと話が逸れていますが、こうしたことを話せるようになりだしました。新しい話題を話す時、必要になる単語が出てきます。聞き覚えのある単語を増やしていくとより色々な話題についていけるようになりますし本を読んだ時に辞書を引かずとも文章の意味がわかるようになるのです。英西の辞書を使う僕は必然的に英語のボキャブラリーも増え、願ったりかなったりです。すでに文法は独学で日本のテキストを使うことを決めました。おそらくここまでくればそう難しくはないでしょう。レッスンのスタイルを明らかに変えたのを先生たちも感じているようです。ホワイトボードはほとんど使わなくなりました。マリヤの具合が悪かったので今日は僕が一方的に話す形となりました。それでもレッスンが成り立つことに彼女が驚いています。ヒデキはよく話すようになったと言うのです。僕は話すは嫌いなんだ、だけどこれはレッスンだから仕方なく話しているんだよというと驚いています。僕は日本では1週間誰とも話さないことがあったというと信じられないという顔をしています。冗談や軽口も含めて全て僕にとっては練習なのです。会話嫌いのくせに語学がしたいなんてまったく変な話です。

あと2週間果たしてどれだけ僕のスペイン語は伸びるでしょうか?4ヶ月で話せるようになれば上々の出来だと思うのですがいかがですかね?
今日の一言

やっと。やっと電気が直りました。明るいっていいものです。これでやっと快適な夜を過ごすことができます。そして隣の部屋に新しいお客さんがやってきました。彼の名前はジョン。イギリス人です。65歳と先輩ですが、彼もまたスペイン語をシェラで習っているそうです。レベル的には僕と同程度、話が合うのです。彼に誘われてカフェに行き楽しいひと時を過ごせました。夕食に招待し、友人のナオさんとスペイン語の練習をします。

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