ジカ熱感染   急転直下 全身に湿疹現る  

image昨日、ジカ熱ではなさそうと書きました。ところがその後からまた少し様子がおかしくなってきました。すっかり下がったと思っていた熱が若干あるような気がして、体の痛みが増してきました。シャワーを浴び、体を拭いている時、胸に広がる湿疹を見て、なんだこれ!と驚きました。ピリピリとした痛痒さとともにみるみる全身へと広がっていきます。これはまずいかなと思いましたがすでに夜、翌日、医者に行くことにしたのです。診断はあっけなくジカ熱でした。

ジカ熱の症状について僕が経験したことを書いておきます。

 

7月25日(月)
普段通りに学校に行きました。レッスンの途中から少し違和感を感じます。身体の倦怠感が強まり、風邪の初期症状的な感じでした。数日前蚊に刺されたことがふと頭をよぎりました。まさかジカ熱に感染したかとちょっと疑いを持ちました。この2〜3日前からレッスン後帰宅すると疲れて昼寝をしてしまうようになっていました。夜あまり寝付けない日が続いていたからだと思っていましたが、これが前兆だったのかもしれません。
夜、発熱。38度くらいはあったと思います。風邪だと思いました。レッスン後にホセに冗談でジカ熱かもというと彼は症状を説明し、身体の痛みがなければ大丈夫だろと言っていたからです。

 

7月26日(火)
学校を休みました。熱は38度以上のように感じます。全身の倦怠感に加え関節痛、背痛がひどくなっています。目の奥にズキズキと鈍痛がありますが目の充血は伴っていません。僕はジカ熱だと直感しましたが、それを信じることができませんでした。僕が持っている熱冷ましでは出血を誘発する恐れがあり使用できません。風邪薬の処方も考えましたが、少し我慢することにしました。発熱に伴う発汗があり、夕方には少し楽になりましたが、夜再び熱が上がりはじめました。

 

7月27日(水)
学校を休みます。熱は少し下がり、身体は幾分楽になりました。ただ関節痛、筋肉痛、目の奥の疼痛がひどく、目をキョロキョロするだけで痛みが走ります。この日マッサージ機を使い筋肉をほぐしてやると幾分楽になった気がしましたが、身体の芯には痛みが残っているのを感じました。だた、食欲も出て夕方にはいったん外へ買い物へ行き、外食をしました。明日には回復するであろうという感じがありました。

 

7月28日(木)
熱はなく、身体の痛みもかなり和らいでいます。ほぼ回復してきていることを実感しています。熱により受けたダメージが身体に残り、だるさを感じているのだと思いました。1日をのんびりと過ごし、ブログを書く元気も出てきました。夜シャワーに入って身体を拭いている時に胸元に広がる湿疹を見つけました。湿疹は見る間に全身へと広がりチクチクとした痒みを伴っています。もはやジカ熱だと確信しました。再び発熱と強い筋肉痛に襲われます。湿疹は後期に現れる症状の一つです。いったん回復するかに見えて2波がやってくることがあると何かで読んだ気がしました。そして重症化するのもこの時期に多く見られることも知っていました。僕は医者に行くことを決意しました。

 

7月29日(金)
朝起きてホテルの人に病院のことを聞きました。ホテルの人が部屋にきて、湿疹を見せるとすぐに病院へ連れて行ってくれました。病院で熱を計ると35.1度平熱です。自分の感覚では37度台はあるであろうと思っていたにもかかわらず意外な結果でした。ドクターの診察でジカ熱確定です。ただし特に処方する薬はなく、湿疹に対する抗アレルギー剤を処方されるに止まりました。
部屋に帰り再び検温しても同じ値です。熱はないのに身体の中にはまだくすぶっているものを感じます。僕は自分の感覚を信じて安静にしておくことにしました。もらった薬を飲み部屋で大人しく過ごしています。

 
以上がこれまでにジカ熱に罹ってから今日現在までの状況です。
この他に気がついた主だった症状はごく初期の段階で便が少し緩くなったことです。でもその後は便秘気味となりました。おそらく食事の量がガタンと減ってしまったのが原因でしょう。不眠。熱の所為もありますがおそらく感染後から眠れない状態が出始めています。視力低下。眼孔内の痛みと関係しているのかもしれませんがパソコンの画面がよく見えなくなりました。
症状的にはインフルエンザよりは軽めに感じます。

 

感染の背景と状況
グアテマラは中米に属します。以前からジカ熱発生に伴う注意喚起は出ていました。雨季ということもあり蚊の発生率は以前来た時よりも高くなっていると推測されます。そのため虫除け等を使い蚊を忌避する行動は取っていました。しかし、ちょっとした隙にどうしても刺されてしまいます。服の上から刺されることもありました。髪の毛が短いため髪の中に入り刺されることもありました。忌避剤を塗り残した場所や効き目が弱まった時などかなりの注意を払っていなければ刺されることを回避することは難しいでしょう。

 

少し前からこの地でのジカ熱の発生は耳に入っていました。地理的にも多くの旅人が経由地としているため、どうしても持ち込まれてしまうことを防ぐことはできないでしょう。湖が目の前に広がり、蚊の繁殖にはもってこいの状況です。気候も安定していて緑の多いため蚊が蔓延する要素は十分に揃っています。

 

周囲の人の反応を見る限り、以前からジカ熱が存在していたと推測されます。聞くとここにはないと言いますが、おそらくこの村の置かれた状況から発生が公になれば観光客の激減を免れないからでしょう。学校やホテルなどで成り立つ経済。しかもやっとこれから観光客が増えてくるこの時期にあえてそれを話題にする利がないのです。それをわかっているだけに僕もあえて風邪という表現をして投稿していましたが、病名が確定したことで記事にするべきだと考えました。しかし僕個人思いから結果として村にダメージを与えてしまうことも危惧しています。それでも記事にしたのはおそらく現在はメキシコを含む中南米から北米にかけてほぼジカ熱は拡大してしまったと考えるべきだからです。その危険はどこにいても大差なく、感染を予防するためには個人の注意力に頼らざるを得ない状況であると考えています。僕が感染した状況を記事にすることで感染防止の役にたてたらと思っています。

 

発症後僕がとった行動はただ一つ、蚊に刺されないように肌を露出させないようにして外出することだけです。外出は極力避けました。ジカ熱に感染している現在僕ができることは蚊に血液を吸わせないことしかありません。蚊は人類を最も殺傷している動物です。彼らがもたらす感染症のほとんどに予防策はなく、感染後の治療も対処療法しかないのが実情です。ちょうどブラジルのオリンピック開催に伴って注目を集めているジカ熱。日本ではまだ症例が少ないようですが大流行中のブラジルにオリンピック観戦に出かけられる方は予防策を!

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