スペイン語留学15週目 幻の15週目となりました  

だいぶ回復しました。節々の痛みが残りますが明日は大丈夫でしょう。今、サンペドロではデング、ジカ熱とは違うなんだか長ったらしい名前の病気が流行しているようです。これも蚊が媒体となる感染症らしいのですが、筋肉痛と発熱がメインのものらしく僕はこれに罹ったようです。ジカでないことが判明したのはいいのですが、他にもあるなんて知りませんでした。今週は学校をお休みしました。生徒さんが増えてきているようですし、僕が原因で感染させてしまったら大変です。学校に行きだしてからも蚊に刺されないように注意しなければなりません。
風邪ってなに
久々に食らったという感じの風邪。そもそも風邪ってなんだろうと考えました。ばい菌が体のどこかから入り込んですったもんだを起こしているのだとは思うのだけれど、それが一体なんで関節痛や筋肉痛、倦怠感、発熱を引き起こすのかがわからない。あれっちょっとおかしいかなと感じてから数時間後にはフーフー言ったりガタガタ震えたりしながらお湯に放り込まれた菜っ葉のようにクッタクッタに成り果てます。そもそもわからないのが気持ちまでが萎えてしまい、うっかりするとちょっと先に逝かせてもらってもよろしいですかと弱気になってしまう。そもそもカラダの中で繁殖しているばい菌がなぜ僕の心にまで入ってくることができるのかまったくもっての謎で、世の中には気持ちにまで感染することができるすごい奴がいるのではないかと考えてしまうのです。

 

日本にいるときは医者に行き適当な診察を受けて薬をもらっておしまいだけれども海外ではそれを説明することが面倒くさい。ただでさえ一大事だというのに説明しろだなんてもうたいがいにしてくれと言いたくなるのです。大体、熱を持っていると言えばいいのか状態を言うのか、痛みは、関節ってなんて言うのだ、だるさは気持ちなのか症状なのか、そんなことを38度を超える熱をもった頭で考えることすら面倒くさいのです。考えてみれば日本であっても薬をもらったからといってすぐに治るわけでもなし、少し楽になりました程度のことにしかならないのだから災難が過ぎ去るのをひたすら布団の中で待つしかないのです。

 
汗をたっぷりかきなさい
風邪をひいたら暖かくして水分をたっぷりとって滋養のあるものを食べカラダを休めなさい、汗をかききってしまえば楽になりますから、でもお風呂はダメですよと言われます。汗をかききってしまえば楽になると言っているのに熱いお風呂に入らない手はないのにと僕は思うのです。汗をかけばいいのであればジムにいって運動すればかなりの発汗量です。そこで僕は箱根のとっても熱い鶴の湯に行くのです。水のペットボトルを持ち込み、カラダをお湯に沈めます。すぐにカァーと発汗しだし、ダラダラの状態です。水を飲み飲み、あまりにのぼせそうになると井戸水でドバーッとカラダを冷やすのです。繰り返すこと数回、果たして汗はかき切りました。不思議とスッキリしています。
ジムに行き、体幹トレーニングをやります。20分もやれば全身から汗が噴出すのです。悲鳴をあげるカラダに鞭を打って動いているうちに不思議と筋肉痛が和らぎます。温泉ほどの効能はありませんが随分と楽になるのです。
無駄に寝て体力を消耗していくくらいならこちらから打って出る作戦は人様にはお勧めできませんが、僕なりの対処法です。

 

もんじゃえばいいのでは
関節痛、筋肉痛がひどく特に背中はアイタタタとなったので日本からもってきたオムロンのエレパルスを使ってマッサージをしていました。これ結構効き目ありで肩こりや筋肉痛がひどいときはちょくちょく登場願う旅の隠れたアイテムなのですが、人様に言うとアホかという顔をされるのでこれまで黙っていました。風邪のときに感じる痛みは筋肉痛と同じような痛みなのだからもんでしまえば楽になるのではと考えました。15分1回を2回、電気的な刺激で筋肉を動かす仕組みのマッサージ機は思いの外効果を発揮してくれます。粘着質のパットをペタリと張り、後は部位を選択してつまみを最大限にすればそこらのヘタレマッサージ嬢よりはるかに効き目があるのです。形はテレビのリモコン程度で重さもなくこれだけ活躍してくれるアイテムはなかなかないと思うのです。勉強後のマッサージやハイキング後のケアに大活躍です。また違った使い方をされる方も世の中にはいらっしゃるようですが、残念ながら僕にはそうした出会いがないので実際の効果のほどは存じ上げません・・・。

 
あの薬液は一体なんなんだ
注射や点滴は効くのです。アレヨアレヨという間に身体中から諸問題が消え去っていくかのような爽快感です。中身を聞いてもたいしたことはなさそうなものなのに、ブスリと腕に刺された瞬間から効果を実感できるあの液体は一体なんなのでしょう。しかも医者はもったいつけたようになかなか打ってくれないのです。こちらが頼み込んでやっと看護婦に申し付けると向こうの部屋からおずおずとお出ましになる茶色または無色の小瓶。ピンピンと小瓶の先を叩き、ペキリと折って液体を注射器の中へ入れます。ちょこっと針の先からこぼすのです。「ちょっとチクっとしますよ」と言うや否やグサリと針の根元まで入れてギューと絞り出すのです。これがなかなか痛くて「はぁぁっ」と声にならない吐息が漏れそうになるのです。アルコール綿で刺し跡を抑えて「はいどうぞ」と言われておしまい。僕はあんなに痛い目にあわされているというのに「ありがとうございました」とお礼まで言う始末です。そんなに効くならみんなに打ってくれればいいのにと思うのですが、あの痛さに怒り出してしまう患者さんがいてお医者様もきっと怖いのではないか、打つ前にこの患者さんはありがとうございましたと言ってくれるかどうか見定めているのではないかと邪推してしまうのです。

 
心身一如
心とカラダは互いに支えあっているものであり決して切り離して考えることができない一体のものである。健全な肉体には健全な精神が宿るなどと言われています。確かに熱が40度あるけど今日の気分は爽快だよねと言っている人を見たことがありません。また心が疲れきっている状態でカラダだけは元気だから海にいって泳いじゃおとカラダだけがはしゃいでいる人もいないのです。だからといって心ってばい菌に感染するのですか。気持ちってどこかの器官がつかさどっているものなのですか。
体は物理的なものなのでなんらかの反応があるのは仕方ないのです。風邪のとき我慢ならないのは気持ち。あの心細さをばい菌が作り出しているとしたら僕は声を大にして製薬会社に言いたいことがあるのです。気持ちを晴れやかにする薬を開発してください。病は気からと申しますが、いまだ気持ちを晴れやかにする薬を開発したというニュースを聞いたことがありません。たとえ40度の熱があっても気分爽快、順風満帆、覚醒行進、金髪歓迎、定期預金の晴れやかで穏やかな気持ちを持つことができれば風邪ごときに負けるわけもなかろうにと思うのです。であれば回復まで4日かかるところを2日で治ってしまうのではないか、ジメッと陰気臭い部屋の窓を開けたときに入ってくる風の心地よさ、鳥のさえずりや、沸き立つ雲、何より太陽の燦々とした光が少なからず気持ちを回復させることを考えれば何かの効能が隠されていてなんらかのエキスを抽出して飲んだとしたら、これは効かないわけがなかろうにと思うのですが。
もしくはカラダと心を切り離してしまう薬でもいいのです。熱はあるけど勉強にはしっかり集中できれば、受験生が風邪を恐れることがなくなり家庭円満に貢献できるのは確実です。またどうしても会社を休めないなどといって瀕死の状態で出勤する時もいつも通り新聞が読めてしまうのです。会社ではじっと座ったままだけれど仕事はパソコンでバリバリこなしてしまうなんてことだって可能になるのです。この薬ができれば世の男性諸君が悩まされる奥様、彼女の気分に振り回されることもなくなるでしょう。気分屋の彼女に「この薬、飲むと気分がスッキリするよ」と言ってそっと渡してあげれば次からは彼女はあなたの虜になること請け合いです。残業が続くあなただってカラダがつかれたなぁと感じたら、この1包(パケ)さえあればいいのですから。
いやだなぁ風邪の薬の話ですよ。

 

 

今日の一言

今日はカバさんが親子丼を差し入れてくれました。奥様のヒロコさんがマリアと一緒に届けてくれました。温かい親子丼とカナダのバイク屋さんウィンドベルの金谷さんがバイクのパーツと一緒に送ってくれた日本のお味噌汁は心にしみる美味しさでした。それは単にご飯や味噌汁の味が美味しかったというのではなく、なにか人の心が伝わってくるというかじんわりとした温かみのようなものでした。こうした気持ちに応える場合、いったい僕はどうしたらいいのでしょう。言葉で自分の意思を伝えるために立ち上げたブログなのに僕にはそれができないのです。今回の風邪で皆様から頂いた気持ちの数々に僕はちょっと戸惑ってしまいました。いま僕が言えることはありきたりな5文字でしかありません。それでも言わせていただけるなら

ありがとう

この言葉はたんに感謝とかお礼とかの意味ではなく日本人が持っている大切な気持ちを表しているのだと感じました。いまはなにもおかえしができませんが、僕が受けた優しさの数々を他の人にも伝えてあげられたら幸いです。

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