スペイン語留学14週目  また発音かぁ

若さが出ちゃったねマリア

マリアがちょっと音を上げ気味です。形容詞と意味を教えてもらうレッスンでの話題がなくなり始めてちょっと困っているようです。英語の単語をすべてスペイン語に当てはめることはできないのはわかっています。語の種類が多いとされる日本語にもどう当てたらいいのかわからない単語がある一方でスペイン語にもない語があるのは当たり前のこと。マリアはツトゥヒル語を話すのです。だからスペイン語のボキャブラリーが都会の人に比べて少ないのは仕方がないのです。彼女もストレスが溜まっていたのでしょう。ついに今日はマリアは自分の得意な文法のレッスンを始めました。内心ありゃ〜と思いましたが、今回はちょっと我慢して彼女のレッスンを黙って受けてみようと思いました。

終わってみれば練習にはなったのです。でもただそれだけです。いい話相手にはなりました。レッスンは平凡なものでした。彼女は自分の良さに気がついていません。ある程度聞いたところで僕は買い付けの話を振りました。話を進めていく中でどう言ったらいいのか、単語、文例を次々と質問していきます。彼女はそれに的確に答えていきます。彼女は同じ単語を何回も使い、僕はその単語を使ってすぐに言い方を直してもらいます。それはまさに僕が必要としているレッスンなのです。みるみる僕のノートが埋まっていきます。先ほどまでまったく書くことをしなかった僕に彼女は気がついたのでしょうか。彼女なりの方法で教えているときよりはるかにしゃべる僕に気がついたでしょうか。レッスンだと思わせないようにすればとてもいいマリア。でもレッスンをしなくちゃと思っているマリアに無駄話に思えることが僕のレッスンなのだと認識させるのは骨が折れます。

 

発音 日本語にない音を作る

日本語は基本的に母音と子音の組み合わせで成り立っています。50音中唯一母音がつかないのは「ん」です。その他の音には必ずa i u e oのいづれかの音が組み合わさっているのです。しかしスペイン語や英語にはそうでない単語が存在ます。gla gle gli glo gluやbla ble bli blo bluなどの音です。例えばblusa英語のブラウスにあたります。日本語のブラウスをローマ字にするとburausuと書きます。ブ(bu)ラ(ra)ウ(u)ス(su)となりBはbuと発音していますが、実際にはウという音は存在しません。Bは唇を閉じた状態から空気で押し開くだけの音です。続くラ(ra)の音にくっついてBラという音になるのです。実際にはRで表した音はLですからラリルレロの音とは違いますが。ウが存在しないのです。初めに出る母音はアです。でも実際にはブという音が存在するかのように日本人の耳と脳は音を修正してしまうのです。

この発音は英語でも苦労しました。そして今回もだいたい要領はわかっているので、少し練習すればできるのですが文章を読むとコンビネーションが出てきて苦労の連続です。どうしても母音が入っている気がしてしまいます。音にならない音を作る練習をすることにしました。Bの発音バベビボブからアエイオウの音を除けば口の形の出だしはほぼすべて同じです。母音を発音しないので唇を閉じた状態から息を一瞬で外に弾きだすようにするとBから母音を抜いた音が出ます。これをひたすら繰り返し、余計な音を抜いた時の口の形を覚えます。今回、次に続く音はLですから吐き出した息を追いかけるように下を上の歯の裏側にムチのように叩きつけていきます。Lには子音のuがついていうので母音付きの音として発音しておけばいいのです。注意することは日本語の場合ルーとう音を作る時は口先を前に突き出してタコの口のようになりますが、英語やスペイン語では顎を下に落とすようにするとRの音と混在しないで相手に聞こえるようになります。試しに顎を落とし舌を上の歯につけた状態で息を吹きます。舌を離さない状態でラリルレロというとこもった音だけが口の中で響きます。いづれの音の時に舌を口の外に開放してやるように話すと正確な音がポンとですはずです。ちなみにRも同じ舌を口の奥に引っ込めるようにして逆に丸めた舌の頂点が上顎にくっつく状態で息を吹くとRの音が出ます。少し曇った音が出るはずです。これは英語のRの音。でもスペイン語では舌を上下に激しくバイブレートさせる巻き舌を使った音と舌の先を上顎の真ん中よりちょっと前を撫でるようにして日本語のラリルレロに近い、巻き舌を使わない音が存在します。これは外人も苦労する発音の一つでお国柄がとても出るので聞いていて楽しいのです。
今週が終わりました。自分の欠点を見つけることができました。文法の理解はさらに深まり、知識としてなら近所の子供よりあるでしょう。知っているけど話せない典型的な日本人になれることはできました。こうなることは初めからわかっていました。だって日本で勉強しているのと同じなのですから。メキシコ人の女性にもスペイン語が上手ですねと言われましたが、それは話せない人に比べてということなのです。ここからが未知の世界。どうしたら話せるようになるのか考えなければなりません。覚えては消えていく単語達。経験や時間が混在する話し言葉。たくさんしゃべること以外に方法が見つかりませんがさてどうしたものかと来週にもこの課題は引き継がれました。

 

今週の一言
レッスンもさることながら大きな決断をせまられる週ともなりました。いろいろなことがいっぺんに起きて全てを同時に処理していかなければならなくなっています。マインドマップを書き出して問題点、課題、展望を考える毎日が続きました。これからさらに忙しくなりそうな予感です。

 

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