スペイン語留学13週目 脳に負担をかける

上々の滑り出しのスペイン語、土日に村内で買い物をします。店の人のやり取り、完全ではないけれど十分に意思の疎通ができました。「あら!あなたスペイン語ができるのね上手よ」と言ってもらえます。でもこれが曲者。人から上手だと言われているうちはまだまだです。「お前のスペイン語ちょっとおかしいよ」と言われるようになってやっと中級だと思うのです。僕ら外国人はスペイン語が話せないと思っている人が多数。そんな時、少しでもスペイン語が出来る外国人が来ればお世辞の一つも言いたくなるのです。それは日本であっても同じこと。外人が「スミマセン」といってきた時、一瞬ドキリとさせられます。でもたとえ下手でも日本語で質問してくれると途端に僕らは安心できるのです。下手な英語を話さなくてもいいんだと感じた時の安心感。ちょっと上から目線で話すことができるのです。
一応、人から認められるくらいには話せるようになると、様々な音がいっぺんに耳に届き出すのです。”あれ、この音良く聞く””あ〜こんな時はこんな風に言うんだ””この単語知ってる!だけどなんだっけ”などなど次から次へと現れては捕まえる前に消え去ってしまう言葉たち。一つ一つ潰していく以外ないのです。形容詞を説明するレッスンはとてもいい練習になっています。説明をする時にすぐに単語が出て来ればいいのですがそうもいかない僕、「こういう場合はどのように言ったらいいの」と具体的な状態を聞くことがだんだんできるようになっているのを感じます。必然的にボキャブラリーも増え益々話す機会が増えていきます。

 

今週も始まりました。フィリピン留学の時は4ヶ月目にとんでもないスランプが襲ってきて先生が何を言っているのか突然わからなくなり、それまで言えたことが言えなくなってしまう事態に陥りました。若干の不安感がつきまとっていますが今の所ひどいスランプにはなっていません。それどころか音は益々明確に聞こえるようになりだしてます。この辺りが言語留学の難しいところでもあり楽しいところでもあるのです。問題は単語の暗記、さっきまで覚えていたのに先生の前に座った途端にすっ飛んで彼方に消えてしまいす。
マリアとのレッスンもどんどん進みます。彼女は僕が理解しているかどうかイマイチ図りかねているようです。日本人ならではの表情のなさが災いします。僕は努めて感情を出して相手に伝えようとしますがラテンの人のようにはいきません。少し輸血でもしたら良くなるのかしらと考えてしまいます。今日は軽くおさらいをしたのですがまったくもってひどい出来でした。焦ってはいけないと言い聞かせてはいますがどうしても気持ちが急いてしまうことを抑えられません。覚えられない単語もあってどうやって克服しようかと考えました。そこで経験やアクションと結びつけてしまおうとマリヤに相談します。二人でどこかに出かけて経験的に覚えることを試してみることにします。ボートでどこかへ行ったり、市場で買い物をしている人たちのアクションを見たり、お土産屋で買い物をする人を見たり、とにかく日常に溢れるアクションを言葉と結びつける試みです。少しでも使える単語を増やすために何でもやってみるとが大切です。

 

ホセとのレッスンは引き続き発音と文法、ちょっと時間が足りなくて困っています。でも今日で3日間接続法をやった結果、なんとなく理解できるようになりだしました。使い方がわかってきた感じです。線過去、点過去、未来、現在も不思議なことに理解度が高まっています。やはりレベルは相対的に上がっていくものなのだと感じます。発音はLとRはかなり聞き分けられるようになってきました。巻き舌もうまくなり強い音はできるようになりましたが母音に挟まれたRは音が弱くLとの違いがイマイチです。日本語のらりるれろに近い音なのですがLと組み合わさってしまうとどちらかの音に引っ張られてしまい音が狂ってしまいます。わかっていても出来ない。口を動かす練習はとても楽しいいのです。
二人のレッスンに共通して脳に負荷をかけられるようになってきました。簡単に言えば逃げ出したくなったり、やりたくないと脳が拒否する一歩手前、あっぷあっぷでレッスンを受けている状態です。僕はレッスンの時は言われたこと、聞かれたことができない、答えられない状態が最もいい状態だと思っています。レッスンが楽しいと脳が感じてしまったり、心地よく感じている時はあまりためになっていないと思うのです。すでにできることをやるのは練習です。それは自分でできることなのです。だから自分の知らないこと、できないことに晒されている状態がレッスン中には必要なのです。単語がすっ飛んだり、わかりませんを連発することは先生にとっても気持ちのいいことではありませんが、そのうち彼らにもきちんと説明するつもりです。二人はそんな僕を見てもし辛かったら外に出てもいいよと言ってくれます。とっても優しい先生に恵まれました。

 

今日の一言

生活にリズムが戻ってきました。カフェで予習〜学校〜カフェか部屋で復習〜夕食の買い出し〜ブログ〜ジムで運動〜食事〜勉強その他。時間が決まってくると生活にもメリハリが出て健康にもいいのです。そんなリズムある生活に変化をつけてくれるのは村内で会う地元の知り合いやお店のおばさん達です。それは旅人のぼくにとってとても心地よい時間なのです。暮らすように旅をするというのはまさにこんな感じなのかもしれません。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です