日々雑思 マルチはマグロなんですよここだけの話・・・

だから長居は嫌なのです(お馬鹿な二人組へ)

ロサスを出てグアテマラに向かっています。久しぶりのバイクはやっぱりいいものです。運転にもすっかり慣れ、やっぱり移動はこれじゃなきゃといけないと悦に入っています。あいにくハリケーンがキューバ付近発生していて、途中途中でいきなりの土砂降りの洗礼を受けています。山賊にあったトラウマで止まることを躊躇してしまいてびしょ濡れになってしまいました。夕方宿を見つけ、いつものようにチェーンにオイルを指して、一通りチェックを終えてからシャワーと洗濯をします。すっかり慣れたこの作業が終わるとやることがなくなりました。一人で移動している時僕は手の込んだ食事は作りません。今日はドーナッツ1個を昼に食べただけ、キャンプであれば食事も作るのですが何故かホテルの時はめんどくさくてできないのです。昨日まで毎日毎日10人前ほどの食事を作っていたのに。フトした瞬間、ちょっと寂しさを感じてしまうのはロサスの所為です。みんなちゃんと食べてるのかなどと考えているときに感じる寂しさがとっても嫌なのです。
長居をすればするほど仲良くなりすぎてしまいます。旅人はいつまでも一緒にいれないのにまるで家族のように食卓を囲んで食べた日々が思い出となって僕を苦しめるのです。僕は人数が多い時は何かと理由をつけて一緒の食卓に座りません。一緒に食べてしまったら余計に情が膨らんでしまうのです。どうもそうした感情が苦手なのです。今回は約2週間も一緒に過ごしたマルマとマルチ(あだ名です)がいたので尚更です。毎日毎回買い物についてくるマルチ。よく手伝い、先に先に考えて僕の手伝いをパーフェクトにこなします。マルマは言われたことをきちんとやろうとしています。あまり得意ではなさそうだけどちょこんと入り口に立っているのです。口の減らない馬鹿コンビ。僕は二人が可愛くて仕方ありませんでした。僕は女性に対してはあまり軽口を言わないようにしているのに何故かこの馬鹿コンビには気が許せるのです。二人は2週間前の夜、ロサスにやってきました。冷やし中華を食べられるところを教えてくれと言います。時間的に店で食べることは難しいと思った僕は二人に明日作ってあげるよと約束をしました。それがきっかけとなり翌日から食事を共にすることになります。普段昼食は泊まり客には作らないのですが僕が作ったおにぎりをうらやましそうにしているのを見て情けをかけてしまったのが運の尽き。

カナダからの郵便がなかなか届かず、諦めてすぐに出発できたはずなのにそれができなかったのはこの二人のことが気になったのも理由なのかもしれません。ロサスのHPをリニューアルして女子ドミを改装した後の最初のお客さんだったこともあります。いつの間にか二人が手伝ってくれる食事の支度は僕の楽しい時間となっていました。それだけに彼女らに出て行くことを知られたくなくてわざと出て行く時間を教えずに夜更かしまでして起きてこないようにしたのにマルチは起きてきてしまいました。別れはつきものの旅人ですが今回はちょっとさみしくなりました。宿を出た僕は後ろを振り返ることすらできませんでした。

だから長居は嫌なのです。でもありがとう。

PSオヤジとたかし君にはなんとなくまた会える気がしています。久しぶりに話さなくてもなんとなく分りあえる友人となった二人。いつかまた。

 
伝説のアトゥンムヘーレス(お色気半分の笑い話)

幾多の男が挑み、ことごとく自信を喪失させらた伝説のマグロ女。北の漁港の村はずれにある掘建て小屋に伝説のマグロ女はいます。男自慢の漁師が満を持して挑みますがマグロ女はピクリともしないのです。そんなレジェンドのあだ名かっさらってしまったのが僕のお気に入りのマルチ(本人はマグロだと言い張っています、詳しくは本文を)。

”今日の昼はタコスだよ”
ロサスから15分ほどの場所にある美味しいタコス屋さん。オヤジとタコスを食べようということになり僕は買いに行く前にマルマとマルチ二人に声をかけました。憎らしいことに暑くて出るのが億劫な二人は僕に使いっぱをさせました。5人分のタコスを買って帰ります。ここのタコス量が多くてしかも美味しいくて有名な旅行ガイドにも載っています。二人を呼ぶとのろのろと現れて食べだしました。そしてマルチが言った一言が僕らをびっくりさせました。「これなんですか?」彼女は素材がわからなかったのです。僕は知らない方がいいよと思わせぶりに意地悪をします。すると”魚ですか?”と言いだしたのです。オヤジが”マグロだよ”からかうと「マグロなんだ」と納得しているではありませんか。僕らは笑ってしまいました。彼女は答えを言わない僕らにふくれています。なんだなんだとしつこく聞くので僕はスペイン語でアトゥンだと答えました。そして”アトゥンムヘーレスだ”とからかうとオヤジが爆笑しています。そうアトゥンはマグロのこと。ムヘーレスは複数形の女性のことです。マルチはスペイン語がわからないので意味が理解できていません。尚更聞いてくるのでとうとう僕は意味を教えてあげると今度は”私はマグロではない”とふくれています。混乱したマルチ。タコスのことを言ったりマグロ女のことを言ったりしているので支離滅裂になっていて尚更笑ってしまいました。タコスはマグロの味がすると思うので本人はマグロと言い張り、マグロ女と言われたことにマグロではないと言い張るのです。

本人もマグロかどうか気になりだしてマルマにも言い訳を始める始末。マルマも「そんなの知らん」といつもの調子で突き放しています。そんな二人のやりとりがおかしくて僕はまたも失笑です。残念ながら僕には彼女がマグロかどうかを調べる機会は訪れませんでしたが僕は彼女は◯◯◯だと確信しています。カリブ海の大マグロ女のマルチ。カンクンに新たな伝説が生まれた瞬間でした。とってつけたようで恐縮ではありますが一応彼女の名誉のために。マルチは悪そうな口をききますがどうしてどうしてしっかり者でよく気がつきます。茶目っ気もありとってもかわいらしい女のコ?です。潔癖性とぶりっ子にムカつきますが(笑)きっとすばらしい買い手が現れるのではないかと思うのです。ちなみに市場に並んだマグロの鮮度の見分け方、それはズバリ色目と鮮度です。果たしてマルチの色目はどんな使い方をするのでしょうか。鮮度はとってもいいように見えましたけどね。
今日の一言
台風の影響で雨に祟られていますが、順調に戻ってきています。あと2日から3日でサンペドロです。

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