スペイン語留学4週目 会話において最も重要な単語は形容詞だった

タケヤンと二人の日本人とコーヒーを飲んでいた時のこと、女性の方が語学留学に向いているという話題になりました。僕はその原因が何なのかずっと考えていましたが、ハタと気がついたのです。それは興味を示す単語の違いにありました。男性は名詞を覚えたがります。モノの名前は男子にとってとても重要なのです。ですから”これなに”とまず聞いてからそれがどんなにいいモノか機能的な話に続くのが男性の会話です。一方女性にとってあまりモノの名前は重要ではありません。”これかわいい””おもしろそう”といった興味が先行します。ですから同じモノを対象とした会話でも女子にとって重要なのは形容詞なのです。この違いは会話をするにあたって大きな差となって表れます。男子会話では”これなに?””あっカメラだよ”で終わってしまいます。そのあとに続く会話はいくら?いいの?で終了です。ですから会話が続かないのです。一方女子は”あっこれかわいい”から始まります。これは非常に抽象的で的を得ていないように思えますが会話においてはとても重要な意味を持っています。なぜならそこから広がる話はカメラはおろか撮れた写真やどうやるのか?同じような写真を見せて。どんな風に持ち歩いてるの?視点や入れ物、持ち歩くスタイルの話などにつながりやすいのです。

僕はずっとその理由がわかっていませんでした。でもヒントはフィリピンでカレンが言っていたのです。形容詞はとても使いやすい単語で会話には重要なのよと言っていました。彼女から習った単語は8割が形容詞でした。確かにその後の僕の会話力は飛躍的に上がりました。なぜなら彼女に習った単語しか使えないので必然的に女性と同じような会話をしていたからです。何故、英語を喋ると会話が続くのかずっとわかりませんでしたが今日の話題に答えている時突然閃いたのです。確かにスペイン語でも動詞と名詞の組み合わせばかりを聞いていました。

ジャスミンたちと一緒に話していた時もそうでした。スペイン語で話しましょうという彼女たちが僕に質問します。僕はより正確に応えようと日付や場所を入れて喋ろうとしますが彼女たちはそんなことはいいとのと言うのです。僕の答えは場所などを答えるのみで全然次につながらないのです。彼女たちもう〜んという顔になります。僕が質問をすると彼女たちは”芸術的だわ”とかどんな風に気に入ったのかなど形容詞を駆使して話を盛り上げるのです。言葉が出てこないと日本語に切り替えたり英語に切り替えたり、果ては中国語で話し出すのです。それにまたツッコミを入れてどんどん会話が盛り上がるのです。彼女たちは文法は重要だと言い切りますが、それにこだわらず話を盛り上げる術を身につけていることに驚きました。

そう、会話で重要なのは形容詞です。たとえ物の名前がわからなくてもそれを形容する力があれば名詞などさして重要ではないのです。部屋に戻ってこれまで覚えた単語をもう一度見直してみます。果たして大半が名詞でした。単純に”これはなに?”としか質問しない僕が知ることができるのは名詞ばかりでした。それに気がつけたのは僕にとって大変なメリットです。今後覚えるべき単語が明らかになったのですからボキャブラリーに関しては暗中模索を脱出できたと言ってもいいでしょう。これからは形容詞を主体に単語を増やすことに専念します。

16日目 やる気も新たに

4週間目に入りました。フィリピンの時とにもある程度の上達は感じていましたが、スペイン語も同様です。聞きなれた単語が増えてきてレッスンをスペイン語で進めることに問題はなくなっています。話せる内容もフィリピンの時に比べ随分としっかりしたものではありますが、一度外に出て一般の人と話すと実力を思い知らされるのです。スペイン語に限らず自分の普段使っている単語やセンテンスは自分が置かれている環境によりかなり左右されます。今僕はレッスンという限られた場所でしか話せない程度の実力と見るのが妥当でしょう。でも会話の核となる部分ができたのはいいことです。

レッスンでは動詞の活用をひたすらやっていきます。動詞が増えることにより自分の意思を伝えやすくなります。こちらもまた大切な核を作る作業です。指定された人称でセンテンスを作ります。これはアリスとやったレッスンですが僕の嫌いなものの一つでした。でも今は結構簡単に作れるようになっています。頭が英語脳になっているためシンプルに考えているのでしょう。レッスン中に感じるストレスはあまりありません。カランぽいこともやっていますがこれが不思議と頭に入るのです。ゆっくりとしたペースなら質問にスムーズに答えることが出来るようになりだしました。これだけスペイン語漬けの毎日ですから当たり前ですけど。

ホセに早速、形容詞のことを話しました。彼はすぐに形容詞一覧を用意してくれました。英語と似ている単語もあればまったく違うものもあります。wonderful は maravilloso と言います。まったく違うのです。ここまでかけ離れてしまうと覚えるのに一苦労です。形容詞ではありませんがforgetもolvidarseと言います。動詞なのでolividoと言いますが、これをすぐに忘れるので忘れたという言い方を忘れてしまい立ち行かなくなることしばしばです。ともあれこのところかなりのペースで単語を覚え始めているので混乱して間違えることもたくさんありますが、全体的にはだいぶ向上しているような気がします。今週中に動詞を100個、形容詞を100個覚えたいと思います。忘れても1度覚えておけば言えなくても言われた時に分かるだけでも随分と違います。

今日の一言
グアテマラには3ヶ月しか滞在できません。一旦メキシコに出てビザを取りなおさなければなりません。ここに居られるのもあと2ヶ月、それはあっという間だということはフィリピンの時に実感しています。上達を待っているようでは絶対に後悔してしまいます。どんどん話して少しでもこの3ヶ月で基礎を築かなければと思うのです。すでに1ヶ月近く勉強してこの程度かと焦りも感じます。シャイだとか怖いとか言っていられないのです。町に出て赤っ恥を書き続けることが大切です。

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