スペイン語留学1週目 スペイン語の体系について学ぶ

1日目 まずは大文字小文字のアルファベットからです。アルファベットは英語とかなり違います。Gを”へ”Hを”あちぇ”Jを”ほた”などまったく違う発音に戸惑うばかり、Rは”R”と”RR”の2種類Lも同じです。発音の聞き分けもそうですが巻き舌を使う”ル”にもえらい苦労します。Nは”N”と
“Ñ”がある。ということを覚えます。次に母音と子音とその組み合わせによる発音の違いです。日本語の”かきくけこ”に当たるか行はKとCが混在します。”がぎぐげご”も”はひふへほ”も日本語とは違います。”ぐ”と”ぐぅ”があったりHは発音しません。それぞれの特徴がある単語を例題に次々と発音を練習していきます。記号も出てきます。”ü”このUの上にある記号は小さい”う”を意味します。他にも”¿”や”¡”などこれまで使ったことのない記号です。単数、複数を習いいよいよ男性名詞、女性名詞、動詞の活用などの全体像の説明を受けますが、すでにここでパンク寸前です。

僕はレッスンが始まる前に先生のホセと少しだけ話し合いました。彼は僕に英語ができるかとたずねます。僕は”レッスン中に英語を使うのは最小限にしたい。たとえ僕が理解できていなくても全てスペイン語でレッスンを進めてもらいたい”と答えました。彼はすぐに僕の意図を理解してくれました。言語は学ぶべき言語でレッスンを受けた方が後々混乱を招かないからです。微妙なニュアンスや翻訳すると少し違った意味合いになることを嫌ったのです。とは言えなんらかの変換する言語は必要なので僕はあえて英語を選びました。もちろん先生は日本語など話せないからです。

そんなわけで僕の頭は早くもパンクです。久々に使う文法用語はスペイン語から英語に変換してそして日本語に変換しなくてはなりません。途中で”何のことだっけ”となってしまい理解するまでの時間は電話回線を使ったパソコンより遅いのです。早急に覚え直さなければなりません。僕はスペイン語の学問をするためにここへ来た訳ではありませんが、語学学習には最低限必要な知識です。

2日目 簡単なエクスプレッションを習った後、名詞にある男女の違いについて学びます。その違いの見分け方は語尾が「−o」で終わるものは男性名詞、「−a」で終わるものが女性名詞です。ただし例外も結構あって覚えなくてはなりません。例えばagua(水)という単語は語尾がaで終わりますが男性名詞です。el aguaと表します。でも複数形になるとlas aguasと女性名詞に変わるのです。他にも「-cion」「-sion」「ad」「or」「z」で終わる文字は女性名詞となるのです。これに付随する「el」「la」「los」「las」が頭につくので僕は発音する前に語尾に何が付いているかを頭の中で反芻してから単数複数を考えて初めて口から発音するのです。頭の中で間違えると出た言葉はすでに間違え、途端に訂正されてジエンドです。

また限定的なものかどうかによって冠詞が「el」「la」「un」「una」「los」「las」「unos」「unas」に変化します。例外を含めると絶望的とも思える状況です。でもレッスン中に面白いことがありました。ノートに書き出したものが間違っていたのですホセがそれを指摘してくれました。僕は間違っているはずはないと思って「でもコレは・・・・でしょ?」と聞き直します。ホセは笑って「自分で言っているよヒデキ、今ヒデキはunaと言ったじゃない」と言っています。僕はここでハッとします。そうです訳も分からず使っていたスペイン語で僕はすでにそれを体験的に理解していたのです。”習うより慣れろ”とは言い得て妙な格言です。

宿題が出ました。名詞一覧を渡されてそれぞれに冠詞をつけるように言われました。80個の単語ですら多すぎるのにレッスンで出てきた分からなかった単語を入れるとなんと120個もありましたが、なんとか仕上げてホストファミリーのマヌエラに見てもらいます。「ヒデキ、コレは違うわ、コレも」と駄目出しをされてぐぇ〜となりました。意味を英語で調べて一覧に書き入れます。これが後々僕のボキャブラリーになるんだと思えばやらない訳にはいきません。
今回、僕はレッスン中に時々、「コレはスペイン語でなんといいますか?」と質問してきました。それは単語ではなく聞き方や質問の仕方です。レッスンでは非常に重要な語を1日も早くスペイン語で言うことができるようになれば効率がぐんと上がるからです。

I want to know sth = Quero saber algo
I don’t know what to say= No se qué decir
Say that again=Dilo otra vez/puedes repetirlo porfavor
maybe=Tal vez/quizas
make sense = tiene scentido
doubtful = incierto
after = después de〜
befor = antesde

などなどです。忘れてはいけない二つの構文
Mi mente esta totalmente en blanco.

Yo quiero tomar una pausa.
なんだと思いますか?
”頭が真っ白になった”

”休憩しよう”
です(笑)

3日目 一通りの質問の仕方を覚えたところで今日から本格的なレッスンが始まりました。簡単な構文を質問形式で先生が口述し、僕がそれに答えます。スムーズに答えられるようになり始めると先生が交代を告げます。今度は僕が質問する時間です。まさにカランのレッスンそのものです。僕は久しぶりに脳が苦しむ快感に酔いしれました。早くも脳が悲鳴をあげています。もっとやれと自分を鼓舞します。
早速今日のレッスンで僕な突然頭が真っ白になります。カランのレッスンを受けた時に感じたアレです。”イカン”と思いつつも僕は驚きました。それは理解が進んできた時に現れる現象だからです。突然何もかもがすっ飛んでしまいどうにもならない状態はとてもいい兆候です。すでに脳内では整理が仕切れないほどの情報を抱えてくれた印です。それには理由があります。僕は最初からスペイン語はスペイン語で考えるようにしていますが、当然ながらそれはできません。そこで使うのは英語です。でも英語とスペイン語にはルールの違いがあるので、僕はさらに日本語に変換します。すると3つの言語がこんがらがって一体何を考えなくてはいけないのか分からなくなってしまうのです。喋っていても英語とスペイン語がごっちゃになってしまいます。まったくもって酷い状況ですが、レッスンでは6割ほど理解できますし。ほぼ言っていることがわかるというのはフィリピンに比べると信じられないほどのスピードです。この2ヶ月間、人々の言うことを耳からの情報で得てきた成果です。
この3日間の出来事を簡単にまとめました。先生との相互理解がとても早いのはホセとは年齢が近いこと、男同士であることに加え彼の豊富な経験からくるものだと思います。グアテマラでもいい先生に巡り合えたことは幸運でした。彼はレッスン後、進め方などに付いて話し合いの場を持ってくれます。僕の状態や希望に対して応えようとしていることがわかります。今はまだ始まったばかりですから本当の良し悪しはわかっていませんが、少なくとも現状では満足です。

現在、お金の節約のため新たな学校の情報を集めたり、安いアパートを探しています。ホームステイもホストファミリーがとてもいいので心揺れ動く毎日ですが、順調にやっています。

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