スペイン語留学が必要な訳とスペイン語を学ぶ目的

いよいよグアテマラでのスペイン語留学が迫ってきました。スペイン語のできない僕はまったくの1からということになります。メキシコに入った当初は本当に何もわからずどうしたらいいのか戸惑うばかり、ガソリンを入れるのにも身振り手振り、食事もタコス以外は頼むことすらできない有様、数も挨拶もわからず本当に困りました。それから2ヶ月、あえて僕はテキストを見ずに耳から聞こえる音を頼りに、スペイン語に慣れることだけに集中してきました。英語留学の際、僕の邪魔をしたのが発音だったからです。生の発音を初めから聞くことで耳を慣らすことが重要だと考えた僕はあえて文字を追うことをやめました。ひと月ほどするとだいぶ耳が慣れてきて、文字ではなく音から理解できるようになってきます。間違えながら少しずつ聞き真似をするように言葉に出します。相変わらず数にはめっぽう弱いのですが、少しずつ簡単な会話ができるようになってきています。いっぽうで勉強の必要性は毎日のように感じます。1日も早くスペイン語が習いたくなっています。英語での経験を活かして効率よく勉強するにはどうすればいいか、具体的な目標をどこに置くか、そんなことを考える毎日です。

フィリピン留学に際して目的をハッキリさせることはとても重要でした。ある程度の基礎があったので目標設定はできましたが、今回は全くの0です。どうやって学べばいいのか皆目見当もつきません。でもおそらく会話に必要なのはレスポンスとボキャブラリーであるでしょう。英語と文法は似ているので単語を覚えれば片言のスペイン語が通じることはわかっています。すでに恥ずかしさはなく、間違いを恐れる気持ちもありません。

単語は6000語を目標にします。おそらく僕の英語のボキャブラリーと同程度です。やはり日常で困るのはものの名前がわからないこと。基本的な旅行スペイン語を覚えても単語がわからなければ使いようがありません。僕はバイクを使っているので普通の旅人と少しだけ必要なスペイン語が違います。移動が陸路なので必然的に人と接する機会も多くなり、その人々は観光に携わり英語を使える人たちと異なりました。ですからボキャブラリーを増やすことは僕にとってとても大切なことなのです。もっとも苦手とする作業になります。

文法は英語と似ている部分もあり、比較的覚えやすいのですが動詞の活用型を覚えるのも一苦労です。大まかなことは知っていますが、スペイン語独自の文法もあり、それらをスペイン語で理解しなくてはなりません。おそらく最初の1ヶ月から2ヶ月は言っていることの2〜3割ほどしか理解できないことを覚悟しておかなければならないでしょう。
フィリピンでもそうでしたが6割ほど理解できるようになってくると飛躍的に理解力が伸びてきます。今回は日本語で書かれた文法書も必要かもしれないのでKindleで探している最中です。どなたかお勧めの1冊があれば教えていただければと思います。

さて、もし自分がスペイン語を喋れるようになったらどんな場面でどのような人とどんな会話をするのかを想像してみます。
僕は様々な国で教育の必要性を感じてきました。教育はその国の発展に欠かせない重要な要因です。残念ながら経済的理由や生まれた環境により教育を受ける機会が少ない子供たちがたくさんいます。その理由は小さいながらもお母さんの手伝いをしなければならなかったり、家族の重要な働き手であったり、教育機関が近くになく通えなかったりと貧困が原因になっている場合が殆どです。それは日本の比ではなくスラム街では住んでいる人の50%が文盲であったりします。

これは彼らが貧困から抜け出せない大きな原因となっています。NGOやNPOなどの援助もありますが、政治的な思惑が働くため現場で頑張っている人たちの思いとギャップを生じていることなども聞いています。僕は基本的に貧者を助けるスタンスではこれらの問題は解決しにくいと思っています。援助の効果に即効性を求める政治家はものを与えてケアをしないからです。また急激な変化は時に紛争などを招きかねません。アラブの春などがいい例です。戦後または革命や民主化によって国の構造が変化した国はすでに2〜3世代が交代しています。生まれながらにして今の環境が当たり前の状況下で育った人たちに僕らの価値観を急に与えようとしても無理があると思うのです。50年以上かかって作られた状況をより良い状況に戻すにはやはり50年の歳月が必要なのです。

さらに貧困とひとくくりにしてしまうことはとても危険なことです。僕はスラムや貧困の村といわれている場所を見ながら旅をしています。そこには人々の笑顔があり、くつろぎながら人生を楽しむ人々をたくさん見てきました。確かに使っているものはオンボロです。電気もガスもない村もあります。ひとたび病気や怪我をすれば何時間も山道を下らなければならないのにあるのは廃車寸前の車だけ、着ているものは擦り切れ、穴が開きそれにつぎはぎをしています。でも彼らは高層マンションで暮らしたいと思っていません。路地で古びれた本を子供が楽しそうに見ています。たどたどしい読み方は見ていてこちらまで笑顔になるような光景でした。そこに綺麗な図書館など必要ないのです。

僕は彼が必要としていることをインタビューしてみたいと思いました。フィリピンのスラム街で先生に手伝ってもらいながら住民と話が出来た時、大きなチャンスがたくさんあるのを感じました。同時にゲートでは政府の役人が僕らをスラム街に入れさせないように追い払おうとしています。彼らに対して国を貶めるような行為をするわけではないと英語で説明しなければなりませんでした。またスラムで人道的な活動をする人々やガイドなどとも話さなくてはなりません。ゆくゆくはそんな場所で教育を受ける機会を作る小さなビジネスを始めてみたと思っています。与えるだけでなく継続性のある活動にするためには経済活動は必須です。またお金を生み出すことにより自立的な活動が可能になるはずです。ゆっくりと時を巻き戻し、彼らの生活を壊すことなく必要最低限の変化を望み、既存のルールに沿った緩やかな変化をもたらせる活動をしてみたいのです。

今はまったくの夢物語ですが、そんな活動をするにあたって必要な言語力をつけることが僕の目標です。ほとんどの人はバカな話だと思うことも承知です。でも現に僕は英語を話せるようになりました。十分ではありませんが必要条件を満たし始めています。夢は大きくていいのです。目標は手の届く範囲で可能な限り遠くに。あとはそのために何をすればいいのかを考えるだけです。

そんなところに到達するまで僕の時間は限られています。この計画に必要とする人々と話せるようになるまで半年、さらに交渉や具体的に何かを始めるのに必要な語学力をつけるのに3ヶ月をめどにスペイン語を学ぼうと思います。まずは勉強するにあたって何が必要なのか、どのようにアプローチすれば効率的かを知らなければなりません。学校は決めていませんが幾つかの町に絞りました。行けばわかるといつも自分に言い聞かせていますので今回も同じスタンスでいきます。
スペイン語留学のことを書くにあたって、僕の旅の目的に触れることになりました。ざっくりとした話ですが僕の旅の目的の一つでもあるのです。もう少し案を練ってからちゃんとスタートしようと思っているこの企画。僕一人の力では到底できるものではありません。旅の中で多くの仲間を見つけ、僕自身ももっと魅力溢れるプレゼンをできるようにならなければなりません。僕のスペイン語留学の目標は決まりました。オートバイを整備してグアテマラに向けて出発準備です。

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