ハバナへ

IMG_6256市民用のバスに乗って

あっけない感じで入国審査を終え空港の外に出ると早速クラッシックカーのタクシーが停まっていました。タクシーは市内まで25cucと決まっているのでお金を節約するために3キロほど歩きます。普段ならタクシーに乗ってしまうのですが今回はまっちゃん夫妻とご一緒させていただいているので心強いのです。まっちゃんご夫妻とはカンクンのロサスシエテでお会いして偶然キューバ行きの日程が合ったのでお願いしてご一緒させていただきました。

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空港をでてまっすぐ正面に向かって歩くとすぐに道路に出ます。右に曲がりひたすらまっすぐ歩きます。第2ターミナルが見えてきて突き当たりを左に曲がります。再び突き当たりまで歩くと左側にバス停が見えてきます。ここで道を反対側に渡り第2ターミナルを背にして左側に進むバスに乗らなくてはいけませんでしたが僕らは右側に進むバスに乗ってしまいます。ナンバーP12のバスに乗って1モネダを渡します。0.4CUPと聞いていたのですがお釣りは帰ってきませんでした。25CUCのタクシーと0.4CUPのバスがどのどれくらいの違いかというと1CUCは25CUPです。単純に計算すればタクシーと市民が使うバスの料金には625倍の差があることになります。
キューバの通貨制度
キューバは2重通貨制を導入しています。最初、外国人はCUCというお金に両替させられます。キューバ国民が使う通貨はモネダ(MN)またはCUPと言います。もちろん外国人もモネダを使うことはできますがカサやホテル、レストランはCUCでの支払いが普通です。カサは1泊10CUC〜20CUC程です。それがどのくらいの稼ぎになるのでしょう。キューバ人の月給は大体25cucです。ですから空港からタクシーにお客一人を乗せるだけで1ヶ月分の給料を稼いでしまうことになります。税金もあるので一概には言えませんがCUCを獲得できる人はお金を稼ぎやすのです。
共産圏の国々が二重通貨制度を導入するのは外貨獲得のためです。こうした国々には自国通貨では買うことができないモノが流通しています。例えば中国、この国には以前、人民元と兌換券という通貨が流通していました。金額は同等でもそのお金が持つ価値には大きな開きがあったのです。なぜなら兌換券は外貨と同じ価値を持っていたからです。兌換券を使えば人民元で買えないモノが買えたのです。外国製の石鹸やお酒などが手に入れることができたので、彼らは兌換券を非常に欲しがりました。キューバでは、そういった外国製品を売っているお店は見ることができませんでしたが、彼らがCUCを欲しがる理由はカサと呼ばれる民宿に行けば一目瞭然です。家具や家電などが明らかに他の家とは違い品質のいいモノがあるからです。中国は自国内で消費されるモノの価値を同等にしてお金に価値を与えるやり方をしましたが、キューバは通貨の価値を圧倒的に変えて外国人に売るモノの価値を上げてしまう道を選んだのです。結果、中国は国民から人民元に対する信頼を失い、人民元はハードカレンシーの仲間入りすることができませんでした。キューバは価値の違う通貨を流通させることで国民の生活に関わるものは安く抑え、外国人から手に入れたCUCで生活を豊かにするやり方を選んだのです。国民の通貨への信頼を失うことなく独自の経済を維持しているのです。アメリカの経済制裁が生んだ逆効果でしょう。どこの国でもドルは非常に使いやすく信頼が高い通貨ですがこの国では観光客に手間をかけさせることでドルの価値を下げています。ユーロやカナダドルを大量に囲い込むことで経済を維持しているのです。

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話を元にもどします。乗ったバスの行き先が逆だったことに気がついたのはバスの終点です。バンクーバーでウインドベルさんに初めて伺った時も僕は逆方向に乗ってしまいえらい目にあいました。道を反対側に渡るのを忘れていました。でも今回は心強い同行者がいてくれたので何があっても大丈夫です。終点に着いてないかがおかしいことに気がつくと奥様が流暢なスペイン語で地元の人に聞いてくれました。再び反対方向に向かうバスに乗り直して市内へ向かいます。市民が利用するバスはエアコンもなく次第に車内は混んできて暑くなります。額に汗が伝わりますがお客さんは平気な顔です。バスの中には軽快な音楽が流れ僕の前に座ったおばさんは一緒に口ずさんでいます。肌の色も様々で民族の多様性を感じます。人々の着ているものをさりげなく見ます。つぎはぎや当て布をしてあります。バスの車掌さんのズボンはお尻が裂けたのを直していましたが、紺のズボンに白い糸を使っていたので目立ちます。でも周りも本人もまったく気にしていません。物はふんだんにはないのでしょう。

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バスの窓から見える光景はそれだけで異国情緒たっぷりですが僕はあれっと違和感を感じました。てっきりあちこちにスローガンや指導者の銅像があって整然としているのかと思っていましたが。「革命」「闘争」「進め」などの文字はまったくありません。カストロやゲバラなど歴史的な英雄の銅像もありません。正直拍子抜けしてしまいました。人々はのんびりとしていて、よく笑っています。まるで共産主義の国に来たとは思えないのです。日本が安保闘争で学生運動真っ盛りの時代”ヘルメット”、”サングラス”、”マスク”、”ゲバ棒”と赤々とした旗に白抜きの文字で書かれた戦闘的なスローガンを連想させるものが何一つないのです。一体あれはなんだったのかと首を傾げたくなる違いです。当時の日本赤軍などはソ連や北朝鮮を目指しましたが、もし彼らがキューバを目指していたらきっとハイジャックや浅間山荘事件など起きていなかったのかもしれません。

IMG_6264旧市街に到着した僕らは宿を探します。シオマラさんの家というカサに行きます。宿は一杯です。僕は他の宿を探すことにするかと考えていると宿の人がサマーベットでいいなら5cucでいいよと言ってくれました。僕は大喜びです。意外と快適な宿ではありますが、中国人ばかりなのには驚きました。日本人宿で有名だと聞いていたからです。四六時中「カーカー」と痰を切り、一晩中ゲホゲホと咳き込む音には閉口しました。髪型を常に気して鏡を四六時中眺める青年。そのナルシストぶりには吹き出しそうになりました。この見るからにわがままそうな、一人っ子政策の産物は葉巻をふかし自分に酔いしれています。その姿は滑稽にすら見えてきます。

IMG_6260中年女性達はセンスのかけらもない服を着て、でかい声で話し、食い散らかす。それをはいていることを連想することすら気持ち悪くなる様なド派手なパンツを窓先に干し、平気な顔をしています。これだけ経済的に豊かになってもまったく変わろうとしない彼らをどうにも好きになれません。

 

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まっちゃんが6ペソビールを飲みに行きましょうと誘ってくれました。想像を超える美味しさです。日本のものにはかないませんが6ペソ25円で飲めるならぜんぜんいいですね。キューバでの初食事は生姜焼き定食です。ハバナには日本食堂というお店があります。2〜4CUCと値段もリーズナブルです。生姜焼きのウマイこと!顔が満面の笑みに変わりました。この日本食堂が一発で気に入った僕はこの店に毎日通いキューバ料理は3回しか食べませんでした。
キューバ料理はレストランに入っても美味しくないと聞いています。NORIKOさんにキューバ料理のことを聞くと1軒安くて量があり味もまずくないという地元の人が食べるお店を教えてくれました。コングリというチャハーンみたいなお米の上に豚を焼いた1枚肉が乗っています。後は付け合わせの野菜とさつまいものプレートで30ペソ(240円くらい)です。悪くはありませんが味付けは塩がメインです。他の店でもう1度豆の煮込みを食べてみましがやはり味付けは塩です。美味しい日本食を食べることができるのにわざわざ美味しくないキューバ料理にこだわるつもりはまったくなくなりました。

キューバの初日は驚きの連続でした。久しぶりにバイクを降りての海外旅行だったこともあるかもしれません。見知らぬ国を見る喜びがふつふつとこみ上げてきました。初めて東南アジアを訪れた時の感覚に似ています。とにかく人がおもしろうそうな国だと思いました。

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