海外に自転車を運ぶときに覚えておきたいこと

最近、旅の移動手段として自転車を使う人増えています。日本でもしまなみ海道や楽走富士川など自転車でのツーリングを売りにした道が増えていてツアーやイベントも多く見られる様になりました。

このとき自転車を持ち運ぶ手段として輪行があります。ロードやMTBをたたんで電車や飛行機、フェリーで運ぶ際に袋に入れていく方法です。昔ほど公共交通機関の制約が厳しくなくなりましたし気軽に持って行ける様になってきました。ハワイの自転車イベントや、トライアスロンの海外レースに参加する一般の方も増えてきて海外に自転車を持ち出すことも可能です。貸し自転車もあるみたいですがせっかくのイベント参加ですから「自分の自転車で」と思うことは人情として当然です。

海外に自転車を輸送する方法は航空便と船便がありますが、時間のことを考えれば航空便が一般的でしょう。飛行機に自転車をのせる場合、航空会社によって大きさや重量の制限があります。また梱包に際しての制約もありますのであらかじめ確認しておかなければなりません。

梱包は基本的にハードケースを使用することになりますが、一部航空会社ではナイロン製の袋でも受け取ってくれるところもあります。ただしナイロン製の輪行袋はむき出しも同然なので自転車が破損してしまう可能性が高いです。せっかく運んでも現地で自転車壊れてしまっては元も子もありませんから梱包に際していくつかの注意点を書いていきます。

一つ目は梱包材について

専用のケースも売られていますが価格も高く(5万円程〜)、現地で保管しておく場所もさがさなくてはなりません。ホテルや1カ所に滞在するのであれば構いませんが旅をする人にとっては現実的ではありません。そこで利用するのは自転車屋さんで空き箱をもらう。自転車を搬送してきた箱ですから当然入れやすさや運びやすさは抜群です。しかも元々ゴミとして処分してしまうものですからもらうことは難しくないでしょう。いくつかの航空会社では専用の箱を用意してあることもあるので聞いてみるのもいいかも知れません。海外から帰ってくる時も街の自転車屋さんでもらえばタダで箱は手に入ります。

布製の輪行袋は軽く携帯性に優れてはいますが、衝撃や振動で自転車に傷がつくことが前提になります。僕も以前、輪行袋に入れて海外に搬送したときに前のギアが破損してしまったことがあります。結構慎重に保護をしたつもりでしたが足りなかったのかも知れません。海外の空港職員の手荷物扱いは思っている以上に雑です。放り投げるくらいのことは平気でしますから上級メンバーでもない限りやめた方が無難でしょう。

二つ目はたたみ方

自転車の箱を利用するのであれば後輪はそのままで前輪とハンドル、ペダルをを外せば大丈夫です。外した前輪とハンドルを自転車のフレームにタイラップで固定して動かない様にします。ハンドルはステムごと抜いてしまう方法とハンドルだけを抜く方法がありますがステムを抜くとあとで調整が必要となるのでハンドルだけがおすすめです。

ペダルは非常に強く締め付けてあるので緩まない時は自転車屋さんで一旦緩めてもらう方がいいでしょう。こうしてバラしたパーツを箱詰めする際は干渉しそうな場所にプチプチを挟んで自転車を保護することが必要です。タイヤの空気は必ず抜いておきます。気圧の変化で破裂する恐れがあるからです。箱はおそらく他の自転車の物になるはずですからきちんと収まるか確認しながら作業を進めてください。

三つ目は現地到着後の箱の処理について。

空港から乗り出せる場合は空港で自転車を組み立ててしまい、箱はバラして小さくカットしてしまえば空港のゴミ箱に捨てることが出来るので荷物にもなりません。また一旦どこかまで運ぶとしてもワゴンタイプのタクシーならば問題ないでしょう。普通車のタクシーであっても強引に乗せることができることも有りますが若干の交渉力が必要となるのでそのくらいの英語は覚えておいた方がいいかも知れません。電車を利用する場合、海外の電車やバスは自転車をそのまま乗せられる場合が多くとても楽です。ヨーロッパのほとんどの国で可能です。

普段完成車として乗っているだけの自転車ですが、ちょっとした手間を惜しまなければ日本はおろか世界中に運ぶことが出来ます。自転車の魅力は自由さと移動スピードです。どこでも気軽にいけて旅するスピードも速すぎず遅すぎない。風を切って走る気持ちよさも、坂道をこぎ上がる苦しさもきっとすてきな思い出になるでしょう。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です