よろず走り書き11

怖い国はどっちなんだろう?

Unknownリアル北斗の拳と言われるメキシコですが、幸いにして今のところモヒカン、トゲ付き肩パットを着てひゃっはーと叫ぶ悪人には出会っていません。でも外務省の危険情報を確認してルートを少し変更しようと決めました。これまでも何回も軍による検問を受けてきましたが、だんだんとチェックが厳しくなっている気がします。映画に出てくる特殊部隊のような格好をした兵隊が機関銃を据え付けたトラックに乗って検問所を監視しています。一時期は紛争地域以外で最も危険な国と言われたメキシコですが今もその名残があるのかもしれません。とは言っても人々の暮らしっぷりは見る限り穏やかに見えます。Durangoという町も子供たちが遊び、馬に乗ったおじさんがいたりします。人々は僕に対しても好意的です。

身体も休まったので再び海岸線へ出て行こうと思ったのですが、この先のミチョアカン州とゲレロ州がちょっと危険そうなのです。気になって調べているとこんな記事が目に入ってしまいビビってしまいました。

Pelham grad’s remains may have been found in Mexico

去年の7月メキシコをオートバイで旅していたアメリカ人が麻薬組織と思われる犯人に殺されてしまった記事です。なんと彼が載っていたのはKAWASAKI、おそらく僕のバイクと同じです。詳細は分かりませんがバラバラにされてバッグに詰められてしまったそうです。アメリカ人がいうことも一理あるのかもと思わされた記事でした。僕の旅は冒険ではないのでリスクはなるべく避けるべきだと思っています。危険と言われる地域に行ってもいいことは何もないでしょう。

発展途上の国ではこうした事件がありますが得てしてこうした事件の動機は分かりやすいのです。ショッキングではありますが、なぜ麻薬組織が簡単に人を殺してしまうのかというと自己防衛です。よく分からないよそ者が来たら殺してしまえという分かりやすい構図が見えます。海外の事件は大抵の場合、金か痴情のもつれです。動機が単純で分かりやすいと思うのです。

一方、日本はとても安全な国というイメージがありますが、起きる事件の異常性は海外の比ではないくらい怖いものが多いと僕は感じています。ある日いきなり車に乗った犯人が歩行者天国に突っ込み刃物で関係のない人を次々と襲い、見も知らない男につけ回され警察にも相手にされず白昼の街中で殺されてしまう被害者、子供が異常性愛者に拐われ殺される事件が起きたかと思えば、一人でいる子供に声をかけただけで警察に通報されてしまう世知辛さ。人々は疑心暗鬼の中で公園で子供を遊ばせることさえ不安に感じてしまう日本という安全な国と一体どちらが怖いのか分からなくなってしまうのです。

この両極にあるかのような二つの国で起きる事件いったいどちらの国がトラブル回避をしやすいのでしょう。海外旅行者が事件に巻き込まれると色々と言われてしまうことがありますが僕は危険度は海外、怖さは日本だと思っています。ともあれ危険だと言われるこの二つの州は避けて南下した方が良さそうです。できるだけリスクは避けて快適に旅は進めたいものです。追伸、前述のアメリカ人もコースは変えていたようですが・・・・。

 

犬にとっても修羅の国

IMG_5220コンビニや食事を買いに行くと犬たちがやはりこの町にもあふれています。飼い犬なのか野良犬なのかもわからないほど汚れた彼らは意外なほどおとなしく、逆に人をとても恐れています。犬が近寄ってくると町の人は石ころを拾い犬に投げています。犬はすぐに逃げますが、人が近くを通るとビクッとしているのがわかります。僕がコンビニでパンとコーヒーを買って外で食べていると1匹のシェパードが怯えながらも僕から少し離れたところで物欲しげに見ています。顔を見ると賢そうです。パンをちぎって投げてやると一瞬驚いて逃げようとしましたがパンに気がついてあわてて食べていました。そのあとも僕と一定の距離を保ったところに座りこちらをジッと見ています。

その時、犬の横をバッタが跳ねました。すると犬はあわててバッタに噛みつき2度失敗したあととうとう捕まえてあっという間にガリガリと食べてしまいました。驚きました。犬がバッタを食べるなんて知りませんでした。彼らも生きるためにはなりふりなどかまっていられないのでしょう。街中で見る犬たちは馬の糞にたかる虫や人の食べ残しを探していつも下を向いていました。バイクに乗っている時は憎っくき奴らですがこうしてみているとちょっと可哀想な感じです。ここはメキシコ。犬にとっても修羅の国です。

 

ブログのあり方を考える

ちょうど時間ができたのでメキシコ関係のブログをあれこれと見ていました。どのブログも写真が豊富で旅情報に溢れています。僕自身もそうしたブログの情報に随分と助けられています。食事、ホテル、観光スポットなどの情報が満載で場所や料金、お得情報までわかりやすい写真とともに短い文章で非常にうまく表現されています。これらのブログを見て僕はこの写真を1枚撮るためにわざわざ足を止めカバンからカメラを出して構図を考えて撮っている旅人の努力に感心してしまうのです。きっと写真を撮る時から記事のことを考えて撮っているのではないかしらと思えるほどです。HPの見栄えもよくブログ作成の知識も持ち合わせた彼らのブログを見て正直羨ましくなりました。

フィリピンで書いてきた英語留学の記事は実際、フィリピンに留学される方の参考になっているようです。それは具体的に進捗状況や悩み、勉強方法を書いてきたからだと思っています。旅を題材としたブログはたくさんあり、旅行記風のものから情報満載のものまで様々ですが、僕は自分のスタイルを見つけることができないままメキシコまで来てしまいました。きちんとした情報を載せようとすれば何をするにも2倍から3倍の時間がかかってしまうでしょう。下調べ、どのような情報を載せるかを考えてから実際に行動に移し、載せるための写真を撮る許可や構図を考えなくてはいけないなどと考え始めるともうダメです。移動の最中も”あっ”と思った場所や少し気になった場所でも速度が速いので行き過ぎてしまっています。”あーもういいか”となっている自分にいかんと思いつつ、今日の予定地までのことを考えると引き返すことができずにいます。

これではいい写真も情報ゆたかな記事も書くことなど到底できないのです。もともと文章主体の記事ではある僕のブログですが、旅のブログとしてそれがいいのかちょっと考えなくてはいけななと感じています。せっかく来ているのだからもっと寄り道したり、脱線したりしていかないといけないと思いました。時間はあるはずなのに心に余裕がないのでしょう。まだまだ新米旅人です。悠々として急げと開高健は言いました。僕はまだその境地に達していません。

スペイン語圏に入って、旅人が言葉が通じない国々をゆく不安や知りたいことなどに改めて気が付きました。発信するという行為にはやはり情報も載せていくべきではないか、具体性をもった記事をより掲載するべきかもしれないと思いつつ今日もいつも通りの記事になってしまいました。とはいえ僕のブログを見て奮起していますとのありがたいお言葉もいただいています。スタイルが決まるまでにはもう少し時間がかかるかもしれませんが長い目で見てやってください。

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よろず走り書き11」への2件のフィードバック

  1. あおき

    私は辻さんのブログとても好きですよ。
    飾らない等身大がそのまま伝わってきて、読んでる自分もナチュラルになります。
    もうそれが辻さんの味なんじゃないでしょうか。

    返信
    1. HIDEKI 投稿作成者

      あおきさん
      そう言っていただけるととても励みになります。発信することが今は大切だと思っています。下手でもいいので続けることが大切だからです。旅のスタイルと同じで徐々に出来上がっていくことを願います。私の味!想像したらまずそうでした。おっさんの出汁!考えただけで寒気がしますね(笑)
      でも、ありがとう

      返信

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