キャンプと施設と男と女

ホースシューベント

IMG_4215IMG_4216車を降りてどんどん歩きます。崖から下を覗くと股間がキュンと縮まるような絶景が広がります。風を受けながら景色を眺めていると周りの声が消えてなくなりました。豆粒のようにしか見えない谷底を走るカヌーやボートの音が聞こえるかのようです。五感が広がり、とろけていくような感覚が身体中に広がります。コロラド川が削り取った断崖の底をカヌーやラフティングボートで下り、キャンプをしながら旅ができたらどんなにいいでしょう。水に入れた手が滑らかに水面を切っていく感覚を長い間味わっていません。こんな乾いた大地でそれができるならもう一度戻ってきたいものです。いつかきっと。

IMG_4230気温はかるく40度以上はあるでしょう。サエコさんはこの暑さにやられてしまったのか、道のりの遠さもあり途中で待っていました。砂で足元を取られ照り返しのきつさはかなりこたえます。紫外線も強く肌がジリジリと焼けていくのがわかります。日焼け止めを使わない僕はすでに真っ黒、インディアンに間違われています。

早々にここを引き上げて一路グランドキャニオンに向かいます。
グランドキャニオン

IMG_4244グランドキャニオンに到着しました。キャンプ場で場所を確保してから見に行きます。ところが”ふーん”となるばかりで感動があまりないのです。ナイアガラと同じです。大きいことはわかるのです。あまりに大きすぎて感覚が狂ったのかとも思いました。日本人のほとんどがグランドキャニオンをネット、テレビ、本で散々眺めています。お馴染みの風景となっていたのでしょうか?着いたのは午後、靄がかかり白茶けた景色は4Kに負けてしまいました。

IMG_4241 IMG_4238

キャンプ場は安く快適です。ここに2泊して疲れを癒し、有名な観光地を翌日1日楽しむことにしました。洗濯をしてシャワーを浴びてキャンプ場に戻ります。日は暮れて冷え込んできました。僕は焚き火をおこしてビールを飲みながらぼんやりとしていました。焚き火の炎を眺めていると落ち着いた気分になるのです。「ヒデさん、焚き火してるんですか」トモさんが言います。炎が大きくなった頃合いを見て冷えた体をパパッと温めるとテントに戻って寝てしまいました。サエコさんも「あー寒いと」と言いながらやはり火に当たってさっと寝てしまいました。焚き火は単なる暖に過ぎないんだなぁ、とっても趣があると思うのだけど・・もしここにBBQがあればちがうのかなぁ、女性は現実的だなぁ、きっとキャンプ辛いんだろうなぁと思いながら僕はビールのろのろと飲んでいてアッと思ったのです。アウトドアショップなどが販売するキャンプ付きの企画がなんであんなに贅沢なのか、雑誌から飛び出てきたようなキャンプなんかあり得ない、虫のいないキャンプ、寒くも暑くもないキャンプはとんでもない量の機材を持ち込まなければ無理だと思っていたのです。でもニーズはそこにあったのかと気がつきます。確かにトモさんはシャワーを浴びませんでした。シャワー室内が汚かったかとも思いました、でも2ドルで8分間しか使うことの出来ない施設では日本の女性には短すぎるのです。サエコさんも最初はあびませんでしたが、僕が8分以上使えましたよというと浴びに行った理由がわかりました。日本のキャンプ事情をアメリカで理解できました。どうりで高いわけです。

IMG_4279

 

 

 

 

お土産の話が頻繁に出始めました。そういえば買い物らしい事を何もしていません。女性にとって買い物は旅の楽しみの一つでした。ルート66でTシャツを買いたい様子です。自然を見るのもいいのでしょうが旅のプランとしては片手落ちなのだと知りました。

そういえば僕はまったくお土産に興味がなくなってしまいました。以前はマグネットなどを買いあさっていたのですがお店を覗く事も無くなっています。荷物の制約もあるのですが変われば変わるものです。

Pocket
LINEで送る

キャンプと施設と男と女」への2件のフィードバック

  1. あおき

    私なら辻さんと一緒に焚き火をひたすら見続けると思います。
    という気持ちは満々ですが、女性は男性が思ってるよりずーっと寒がりなんですよ!私も山に行くと、星空を見たり夕暮れを見たりしにいきますが大体は寒い!!となって相方を置いてとっととテントに戻っちゃいます。そんな時大活躍なのが貼るカイロです。そちらの100均でも売ってるのかなぁ…お連れ様にオススメしてみてください。

    返信
    1. HIDEKI 投稿作成者

      あおきさん
      あおきさんの写真からは寒がりだなんて想像もできませんが、きっとそうなのでしょうね(笑)
      こちらにも貼るカイロあるんですよ。アラスカの北の果ての町で寒そうにしていたら外人から手袋に入れるカイロをもらい苦笑してしまいました。「これとってもいいんだよ、使って」と言われました。知ってますよとも言えずこんなところで貼るカイロとはおもわなかったなぁとしみじみと考えてしまいました。彼女たち寒かったり暑かったり大変だったと思います。エアコンに慣れた体には辛いですよねー、この旅、色々と女性の難しさを再認識する旅となりました。感謝です。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です