四国一周自転車の旅17日目

志度を出て88番を目指します。ひたすら登りたどり着きました。
達成感も感動もありません。宿で貰った弁当を食べながらどうしたものか考え、1番に戻りお礼参りをしなきゃと思い立ちました。さらに40km。
円は閉じました。昨年の大空の悔しさをはらし、自転車旅の練習にもなりました。体重も減り、シャツのサイズがワンサイズダウンしました。
お遍路でなにが変わったのか?沸き立つ気持ちは常に怒りでした。感情を余り出さない僕が大ぴらに怒りに任せて悪態をつけるようになれたのが成果なのかもしれません。この感情はどこからくるのかだけはわかりました。僕は四国が嫌いだったのです。昨年、大空に悔しい思いをさせた四国お遍路に対するうらみがあったのだと悟りました。善人悪人とかではなく、人間らしさを手に入れたのかも。
結局、弘法大師の気持ちはまったくわからず、遍路がなんなのか?ナゼ回るのかもわかりませんでした。
1番に戻ると観光客と新しいお遍路さんが沢山いました。誰も私達が結願したことなど知る由もないのです。そして彼等はたどたどしくお参りを済ませて2番へと向いました。
大空と2人遍路用品の店の前に座りどうするか考えていた時、ふと次は2番かと考えている自分におかしくなるとともに、あーそうか、これは曼荼羅なんだ、終わることなんかない四国を舞台としたとてつもなく大きな曼荼羅なんだなと思いました。感動も達成感もないことが当たり前でした。
僕達は腰を上げて自転車にまたがりました。そして2番とは反対方向にコギ出しました。僕達はまだ鳴戸のうず潮を見なくてはなりません。

毎日の日記代わりにつけてきたこの走り書きは後日更新して行こうと思ってます。途中思いついたことや出会った人、寺についてなどなど、少し整理してみようと思ってます。
今は少しだけ休みたいのと四国から出たいと考えています。鳴戸を見終えてすぐさま岡山行きの列車に乗りました。大空は暗い瀬戸内海を眺めてます。僕は彼のたくましくなった背中を見ながらコレを書いています。

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