立ちゴケがこんな大事になってしまいました

imageバイクが壊れて動かなくなってしまいました。ちょっとした不注意が原因ですが悔やんでも悔やみきれません。大きな失敗は帰り道でおきました。

 

 

出発前にフル装備のツーリングとダート走行を経験しておいたほうがいいでしょうとカナタニさんと野口さんから提案され、やウイスラーから100キロほど山に入ったスクークンチュック温泉に行くことになりました。温泉にキャンプと願ったり叶ったりのツーリングです。50キロほどの未舗装の道ではスピードを落として慎重に進みます。舗装路と違いかなり振られてしまいますが徐々に慣れていきます。途中、クマがちょこんと座っているのを見て大興奮してしまいました。指をさした途端に猛ダッシュで逃げて行っていまいましたが、その大きさや俊敏さに惚れ惚れとしてしまいました。とても可愛くて怖さは感じませんでした。残念ながらカメラに収めることはできませんでしたが、きっとまた会えると思います。

imageimageimage

 

 

 

 

キャンプ場についてテントを張り終えてから温泉に入ります。11時を回っていたのであたりは真っ暗闇です。ヘッドライトを頼りに森の中を進むとすぐに温泉は見つかりました。湯船は幾つかに分かれていて、檜風呂のようなものまであります。早速浸かってみると気持ちのいいこと。あ”〜とため息が漏れてしまいました。見上げると満天の星空です。流れ星がスイっと流れます。2時間ほども出たり入ったりしながら、誰もいないことをいいことにマッパで入る温泉は日本で入る温泉と全く変わりがありませんでした。

imageimageimage

 

 

 

 

翌朝は、8時までぐっすりと眠ってしまいました。持ってきたパンをかじりながらあたりを眺めているとリスと何かが追いかけっこをしています。追い詰められたリスは木から一か八かの大ジャンプで飛び降りました。ペチンと痛そうな音がしましたがリスはすぐに木によじ登って行きました。追っかけていたのはオコジョでした。イタチの仲間で小さなオコジョはリスを食べようとしていたのかもしれません。リスに逃げられたオコジョは行き場がないような感じでしばらく枝を行ったり来たりしていましたが、諦めたのか森の中へと帰って行きました。

imageimageimage

 

 

 

 

テントを回収し、キャンプ場を後にします。今日はダート走行にも少し慣れ、いいペースで走ることができましたが調子に乗っているとこけそうな感じです。素人にはアラスカの荒れた道はちょっと難しいかもしれないなぁなどと考えながら走り方を色々と試してみます。それでも昨日よりだいぶ早いペースで分岐点の舗装路に出た時にそれは起きました。道の端にバイクを停めようとしてスタンドを出して安心しかけたところでバランスを崩しバイクを倒してしまいました。いわゆる立ちゴケというやつです。エンジンは止めてありましたが、キルスイッチをすぐに入れキーをオフにしました。ガソリンが漏れると厄介なのでバイクを起こしました。クラッチレバーが折れいます。カウルに傷がついていましたが、それ以外は大丈夫そうに見えました。スイッチを入れてセルを回します。でもエンジンがかかることはありませんでした。

imageimageimage

 

 

 

 

シートを外し、バッテリーのチェック、押しがけ、キャブレターからガソリンを抜き、セルモーターにバッテリーを直付けしたり、何度もエンジンをかけようとしましたが、時間ばかりが過ぎて行きます。蚊の猛攻、ブラックフライに首を噛まれ、腫れ上がっても気になりません。近くのバイク屋さんにブースターケーブルを借りて車とつなげてもウンともスンとも言いません。3時間ばかり頑張りましたが、結局直すことはできませんでした。同行してくれていたカナタニさんも随分と頑張ってくれましたが、ピックアップトラックに載せてバンクーバーに運ぶことになりました。

大転倒ならいざ知らずバイクが倒れそうになった時、頑張ってそっと倒すように支えていましたが、それでもこんなことになってしまい凹みました。この先の旅でもきっとまた同じことが起きるでしょう。もし一人であればできることは限られています。こうした経験ができたのはとてもいいことだとは思いますが、先行きの不安は大きくなるばかり、自信を無くしかけています。怪我に故障と立て続けに出鼻を挫かれると、弱気の虫が活発になります。初めて挑戦することばかりの旅ですから、うまくいかないことはわかっているつもりです。それでもこうもトラブルが続くと考え込んでしまいました。

imageimageウイスラーに戻って、シャワーを浴びると虫に食われたところがヒリヒリと痛みます。それでもバイクのことを考えると心配で心配でなりません。明日、バイクを点検し、原因と結果を調べますが直ってくれることを願うばかりです。今回は助けてくれる人がいました。幹線道路沿いだったので道行くドライバーも車を止めて大丈夫かと聞いてくれました。でもこれが人気のない車も通らないような道であったらと思うとぞっとします。街まで歩くこともできず、日が暮れてしまったらと思うと心細さはとても大きくなるでしょう。失敗や試練は人を成長させます。今回の経験は僕をどれほど成長させたのでしょうか?バイクが直ったら出発です。シトカ行きのフェリーは20日に出港です。ここからなら3日から4日で行ける場所です。これまでの旅とは桁違いのスケールに僕はなす術がありません。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です