フィリピン留学20週目 マニラ見学に思うことの巻

IMG_20150502_112233今日は完全休みです。留学仲間のゆうこさんがリピーターとしてEBに帰ってきました。彼女のストイックさは半端ありません。前回はまったく休みなしで1日10時間をこなしていました。今回も同様ですが、お休みを1日だけとって市内観光に行きたいというので案内をさせてもらいました。他にひろこさんも(通称ペコちゃん、不二家のペコちゃんに似たキュートな女性です)参加されました。

 

IMG_20150502_113640まずはUPへ。UPはフィリピン大学の略です。フィリピンの最高峰の大学として知られています。キャンパスはとても広く緑豊かな校内は排気ガスも喧騒もない静かな時間を過ごすことができます。校内を移動するにはジプニーに乗って移動します。彼女たちは図書館と生協に行きたいそうです。早速校内で学生さんに場所を聞きます。どの学生さんも英語がとても流暢です。外国との交換留学生も多く国際色豊かな大学です。まずは生協へ。ここではオリジナルのTシャツやマグカップなどのお土産が売っています。早速ペコちゃんが何やら物色していました。

IMG_20150502_111751IMG_20150502_111835校内には掲示板があり色んな情報が出ています。ここの掲示板を利用して家庭教師を見つけることもできるんです。東大 生に家庭教師をしてもらいようなものです。他にも大学らしい売店が並んでいました。でも日本の生協に比べるとかなり見劣りするのも事実です。学食はなく軽食屋さんがあるだけでした。

 

IMG_20150502_113640image広い校内に点在する校舎には日本の文化を紹介するイベントや、フィリピンの自然についてレポートしたものなど学生さんらしい視点で作成された展示物を見ることができました。続いて図書館に移動します。記憶を頼りに歩きましたが途中でまた学生さんに場所を確認します。なんと図書館まで案内してくれる学生さんが現れました。彼女は日本の学生もいるわよと教えてくれました。色んなお話を聞けたのはとてもいい経験です。こうしたところに僕はフィリピン人のホスピタリティーを感じるのです。

IMG_20150502_114407お礼を言って図書館に入ります。IDがなければ入れないと言う二人に構わず僕は図書館の入り口に突進します。ガードマンに訊ね、案内係に訊ね、図書館員に訊ね見事オーケーをいただきました。中は広さはありますが置かれている本はお世辞にも綺麗とは言えないものばかりです。蔵書も日本に比べればかなり少ないものでした。ゆうこさんが発展途上国の・・・と感想を言っていました。僕は本の汚れを見て思いました。きっと多くの学生さんに読まれてきて、手垢の染み込んだ本は日本の図書館で1回も開かれることなく静かに待っているだけの本に比べたらどんなに幸せだろうと感じたのです。こんなに少ない本しかない大学から素晴らしい学生が排出されていることはとてもいいことだと思いました。

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イントラムロスに向かいます。時間の都合でタクシーを利用しました。まずは中華街でランチをとります。先日カレンとアリスに教えてもらったお店に入りました。二人とも満足された様子です。餃子とスープ、パーコー飯を食べました。食後にマニラにある古い教会の一つを見学します。結婚式の真っ最中です。真っ白なドレスを着た花嫁が新郎の待つ場所へゆっくりと歩を進める姿はとても厳かででした。トライシクルに乗ってイントラムロスに向かいます。ペコちゃんは初めての乗車で気に入ったようです。スペイン統治の時代から受け継がれてきた遺跡は大戦で破壊されてしまいましたが再建され昔を偲ぶことができるようになっています。

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ゆうこさんが一つ一つの建物について説明してくれます。彼女の博識には驚くばかりでした。下調べを綿密にして細大漏らさず準備をされる話を聞き、いつも行き当たりばったりの自分が恥ずかしくなります。旅行の楽しみは事前の下調べにあるとフミエさんが言っていましたがそれを地で行っている彼女には頭が下がります。次の教会でもその次の教会でも結婚式が挙げらていました。今日は大安なのかしらと考えてしまうほどです。離婚が難しいフィリピンではまさに人生の一大行事の一つだと感じました。教会に置かれた十字架に磔られてグンなりしている30過ぎのガリガリのおっさんの姿はどう考えても見栄えのするものではありませんが、フィリピン人の心に深く根ずいているのだと感じます。

imageIMG_20150502_163338ちょっと疲れたので休憩します。スペイン風レストランの中庭でマンゴーシェイクを飲みリフレッシュしました。僕は酸っぱいものフルーツが大嫌いでまったく食べませんがグリーンマンゴーシェイクだけは別格です。生のグリーンマンゴーは食べ物ではありません(本当は食べ物ですが僕の感想です)。でも醜い塊をシェイクに変えた途端にこれほどのシェイクがあるのかと思うほど素晴らしい味になるのが不思議でなりません。以前ハウスキーパーに食べさせてもらった生のものは最悪でしたが(本当はフレッシュな果実です)これは絶対にオススメの一品です。

最後はマカティ案内しました。ここはダウンタウンの中にある緑豊かな場所でレストランが並ぶおしゃれな場所です。ここでフィリピン料理の代表的な食事を紹介しました。フィリピンとは思えないほど洗練され来ている人もまったく違う階層の人々です。経済成長著しいフィリピンで格差の象徴とも言えいる場所でしょう。何もかもが揃っていて日本からきた僕でさえほーっとうなづいてしまうほどの場所です。
街を歩きながら僕は驚く二人に”外国みたいでしょ”声をかけると、外国資本ばかりだと驚いていました。でも僕は日本で見る店ばかりだと感じました。それが外国資本であるなら日本もフィリピンと同じだと思うのです。”グローバル”と声高に言っている僕たちの視点はどこに置くかはこの国を計る上で重要なポイントです。日本を基準に世界を計るか世界のどこかの国を基準に計るかでその意味合いは大きく異なるでしょう。とりわけ東南アジアを計るとき僕らは得てして上からの目線になりがちです。インフラ、教育、経済、治安は明らかに日本に劣ります。でも僕は今、フィリピン人に英語を習っています。フィリピン大学の見劣りする図書館よりさらに見劣りする大学を卒業した先生にです。日本の教育レベルは高いと言われています。しかし何年勉強してもほとんどの国民が英語を喋ることができない国の教育レベルとはなんなのかと感じます。フィリピン留学のネガティブな面の代表といえば治安と発音が大きなウェートを占めているでしょう。治安は確かに悪いのです。ひったくりや観光客を騙す輩の被害に遭う人は後を絶ちません。発音はフィリピン訛りがあるのです。それは一般の人たちの英語を聞けば明らかです。でもここには通り魔殺人やストーカー殺人のような原因のよく分からない犯罪は日本に比べて少ないのです。物取りやわかりやすい男女の怨恨といった犯罪がほとんどです。訳のわからない理由で大量の殺人を犯しても精神的な病気のせいだとして治療に回される日本とどちらが健全なのかと考えてしまいました。訛りがあっても英語で外国人である僕らと普通に会話ができ、同時にタガログ語で フィリピン人同士で話せる彼らの訛りになんの問題があるのでしょう。フィリピン人は世界中に飛び出し英語とホスピタリティーを武器に外貨を獲得しています。”お・も・て・な・し”という言葉が流行った日本。東京オリンピックに向け様々な動きが見られる今、僕ら日本人もまた世界から試されているような気がします。訛りを気にしてチャンスを潰してしまう必要などないと思うのです。

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今日のルートには貧しい地域、標準的な地域 、豊かな地域がありました。連れて行った二人が見たフィリピンとはどんなものだったのかとても気になりました。僕が見ているのは全体のほんの一部でしかありません。でも僕が見たものは事実でもあります。それは変えがたい僕の宝になりつつあります。

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